他人からどんなふうに見られているか気になって、自分らしくいられず、窮屈に感じることがありませんか?
みんなから良い人だと思われたい、みんなにいい顔する傾向がある方は、要注意です。
日本人の約9割が、人間関係や世間体に窮屈さを感じながら生活していると言われています。
ここでは、人の目が気になる心理とその原因を知り、どうやったら解決できるか紹介します。
人生は思っているほど長くないので、窮屈な生き方をやめちゃいましょう。
目次
人の目が気になる心理。他人からの評価って、そんなに大切?
私たち人間は、他人の目を気にしながら生活しています。
それによって、時には行動を制限したり、選択が自分の本意からブレてしまう事があります。
「こんなファッションしたら、ご近所さんから陰口たたかれるかも」
「お誘いを断ったら、あとから感じ悪いよねって言われるかも」
「え、知らないの?って言われたくないから、質問できない」
「先約があるのに、頼まれると断れない」
「残業したくないけど、周りの雰囲気がそうさせない」
小さなことのようですが、積もり積もれば、自分の感情を抑え込むことになり、苦しくなってきます。
敏感になると、こんな事も。。。
職場や学校で、誰かが高笑い(爆笑)していると、自分が笑われていのではないかと気になったり、周囲の人が不機嫌だと、自分のせいで怒ってるのかなとビクビクしたり、こんな発言したら馬鹿にされるんじゃないかと口数が減ってしまったり。。。
このような心配は、たいてい取越し苦労だと分かってはいるものの、気になって、心がざわざわして、引きずったりすることもありますよね。
こんな私、どうしたら変えられる?
人の目が気になる人って、どんな人?
なぜ、人の目が気になる性質が形成されたのでしょうか。
原因のほとんどは、幼少期の親子関係にあると言われています。
幼い頃「どうしてこんな事もわからないの」「これぐらい自分でやりなさい」「本当にダメな子ね」「何度言ったらわかるの」などと親から言われて育った子どもは、なんとかして「いい子になろう」と努力します。親から褒められたいし、期待に応えたいからです。
親を不機嫌にさせないように、親の顔色をうかがうことを覚え、無意識のうちに、自分らしさ押し殺し、感情を表に出さないよう学んでしまうのです。
一度この考え方が身に付いてしまうと、大人になっても抜けず、自分の意見を周囲に合わせたり、反対の主張があっても相手に伝えようとしません。
空気を読むのが敏感で、人に合わせてあげようとする優しくて真面目な人が、人の目を気にし過ぎる傾向にあるようです。
言い換えると、嫌だという感情を上手く表現できない、否定的な意見や主張があっても妥協する事に慣れているという事です。
戦わずして諦めるのは、自分に自信がないのも大きな原因1つで、成り行きに身を任せ、自分らしさを見失っている証です。
他人の評価は千差万別
実は、他人の目ってコロコロ変わるものなので、気にしてもあまり意味がありません。
例えば、
「こんなファッションしたら、ご近所さんから陰口たたかれるかも」
→ あら、◯◯さんってスタイルいいのね、という人もいれば、何あれ、不倫でもしてるんじゃない、という人もいます。
「お誘いを断ったら、あとから感じ悪いよねって言われるかも」
→ 次は絶対来てね、と思う人もいれば、もう2度と誘わない、とひねくれる人もいます。
「え、知らないの?って言われたくないから、質問できない」
→ よくぞ 聞いてくれました!と喜ぶ人もいるし、アホか!って怒る人もいます。
「先約があるのに、頼まれると断れない」
→ いざという時に本当に頼りになる人だわ、と感謝する人もいれば、使えるものは使っとけと、人の好意を悪用する輩もいます。
「残業したくないけど、周りの雰囲気がそうさせない」
→ あの人はいつも残業して仕事熱心だね、と褒める人もいれば、要領悪いんじゃない、のろいだけだという人もいます。
結局、人は言いたい事を気まぐれに言い、評価もコメントも千差万別なのです。
同じ行為でも、昨日は喜んでもらえたのに、今日は嫌がられる、なんて事もあります。
体調が悪かったり、夫婦喧嘩の直後だったり、空腹だったりで、捉え方が変わってしまうんです。
人の目を気にすることが、いかにナンセンスなのかお分かり頂けたでしょうか。
気にしたところで、コントロールできるものではないのです。
それなら、気にしない方がいいに決まっていますよね。
(それでも気になるのは自意識過剰?)
そうは分かっても、悪く言われると傷ついたり、嫌な気分になってしまいます。
自分の心のモヤモヤはどう処理したらいいのでしょうか。
ずばり、「自分は自分、他人は他人」と、割り切ることです。
まとめ:人の目が気にならなくなる方法
人の目が気にならなくなる方法は、自分自身の気持ちを大切にして、自分らしくいることです。
人は人、自分は自分。
割り切れば、感性の違いについても納得できます。
他人のものさしで自分を測っても意味がないからです。
それよりもっと自分自身と向き合って、自分の考え方やこだわりを誇って生きる方が充実して幸せだという事です。
自分の気持ちを大切にするとは、
自分の心に耳を傾け、自分の感情のとおり正直に生きることです。
いやいやながら人の意見に合わせたり、自分を犠牲にしてまで、他人からよく思われる必要もないという事です。
とは言っても、平和主義なので、荒波を立てないように過ごしたい、と考えるのは当然です。
便利な言葉があるんです!
「申し訳ないですが」「悪いですが」という言葉を冒頭に持ってくると、自分の意見が言いやすくなります。
他人の分まで仕事を頼まれたら、「申し訳ないのですが、自分も急ぎの仕事をかかえています。」
興味のない飲み会に誘われたら、「悪いですが、先約があるので都合がつきません。」
それ以外にも、相手に同感をして、相手の自己肯定感を上げてから、自分の気持ちを伝えるのも、効果的です。
簡単そうじゃないですか?
自分らしくいるとは、
自分を信じて、自分の考え方や価値観に自信を持つ事です。
「自信」という字は、自分を信じると書きますね。そのままですが。
自分の考え方に自信を持っていれば、他人の評価や発言に振り回されることなくなります。
自分が得意なこと、熱中できることなどの、自分らしさがあれば、思考が前向きになって、幸福度がアップするものです。
自分らしさって何だろう?という人は、成功者の名言や本を読むと、自分らしく生きるヒントが見つかるでしょう。
人目を気にしないで、もっと充実した毎日を過ごしましょう。
ではまた。