こんにちは、ニュージーランドで国際結婚したManaです。
南アフリカの旦那さんとは、もう15年以上、共に暮らしていますが、「観察日記」をつけたくなるほど、驚くことや感心することがあって、毎日スリリングで面白い国際結婚生活を送っています。
私たちは普段、英語を話して生活しています。
バイリンガルとして育ったわけじゃないので、私にとって英語は「人生の課題」。
現地就職できたし、日常生活で困らないレベルになりましたが、英語の勉強は欠かせません。
とは言え、
英語という言語が理解できても、育ってきた環境が違うので、旦那さんの「ふつう」が、私にとっては「うそー、大爆笑、日本じゃあり得ない」って事があります。
時には、私とは正反対の視点で物事を捉えたり、出来事に対する見解が全然違う事もあります。
それで夫婦喧嘩にならないの〜? とよく聞かれます。
喧嘩にならないコツがあるんです!
最近の出来事、ダーリンの「ふつう?」と「夫婦喧嘩にならない秘訣」を紹介します。
どっちが売れてる人気商品?
スーパーで、ある商品のフレーバー(味)を選んでいる時の出来事です。
お互いに「人気がありそうなフレーバーにしようよ」と同じ気持ちでいるのに、
「人気商品」の定義が根本的に正反対だったのです。
私:陳列棚にある在庫の数が少ない方が「売れてる商品」と考えます。
先客がすでに買って行ったから在庫があまり残っていない。従って、「人気商品」は数が減ってる方。
南ア旦那さん:棚に残っている在庫の数が多い方が売れてると考えます。
人気商品だから多めに仕入れているので、棚に多くある方が「人気商品」なんですって。
私たちの考え方にはこんなギャップがあるんです。
面白くないですか?当事者ながら、面白い。
でも熱弁されるうちに、「なるほど〜、それも一理あるかもね」
ここはニュージーランド、国も違うわけだし、ケースバイケースですね。
結局、お互いに1つずつ選んで、2つ買いました。笑
どっちが泥棒に狙われやすいお家?
お家の購入を検討している友達と話していた時の事です。
旦那さんは南アで警察官だったので、友達が「立地のリスク」について話題をふって来ました。
「通りに面している家」と「行き止まりの奥の家」では、どっちが泥棒に狙われやすい?
私:以前ググった事があったので、自信を持って「行き止まりの奥の家」と答えました。
人通りが少なく、人の目につかない立地は、間違いなくリスキーでしょ。
南ア旦那さん:通りに面している家の方が、観察(下見)されやすくて、家族構成、生活サイクル、不在の時間帯などのデータが集めやすい。行き止まりにある家は、入った道を戻らなければならいので泥棒としては選びたくないとの事。
ドヤ顔で、元警察官に言われちゃうと太刀打ち出来ません。
お国が違えば、道路の幅も、家の作りも、玄関ドア付近の死角も、お隣との距離も違うので、旦那さんの意見も納得です。
脱いだ靴は、どっち向きにする?
ニュージーランドで洋風の生活をしていますが、家の中では旦那さんにも靴を脱いでもらっています。
日本のような立派な靴箱(シューケース)はないのですが、5段のパイプ棚を置いて、2人とも8足ずつ置いています。
本題は靴を置く向きなのですが、
私:靴屋さんのディスプレイのように、つま先が手前に来るように並べています。
理由:整理整頓されて、きちんとしているように見えるから。
南ア旦那さん:脱いだままの方向。つま先が壁側、かかとが手前。
理由:すぐ脱出できるように。
え、脱出?
何から逃げるのぉ、私? 笑
旦那さんが若い頃、南アフリカでは徴兵制がありました。
しかも当時、南アフリカでは国境紛争などもありましたので、戦車や爆弾などの私の想像を超える経験をしたわけです。
その時の習慣が身体に染み付いているという事で納得です。
よく考えてみたら、日本でも玄関で脱いだ靴を、履きやすいように向きを変えるというマナー(礼儀作法)は常識ですよね。
履きやすい方がいいに決まってます。
もしかしたら、その昔、夕刻に城が襲われてもすぐ逃げられるように、履物の向きを変えていたのかも知れませんね。(勝手な想像ですが)
夫婦喧嘩にならない秘訣
私が考える夫婦喧嘩をしないコツは、
常にコミュニケーションをとる事だと考えています。
同じものを見たり聞いたり食べたりしても、感じ方や考え方は人それぞれ。
自分の思考回路にはない意見や見解を聞いてみるのも楽しいもんです。
自分の価値観を押し付けない、相手の考えも尊重するという事です。
新しい発見ができますよ。
このベストセラー本、とてもオススメ!
最後に
私たちは、他のご夫婦より、会話が多いと思います。
なにせ東京出身の私と、動物王国アフリカですから、もともとの共通点なんてほぼゼロに等しい。
育った環境や人生経験が違いますから、考え方の違いがあって当然。
私たちには「言わなくても分かる」が存在しないのです。
たくさん言葉にして、お互いの理解を深めてる感じですね。
15年以上経っても、まだまだしゃべり足りない。笑
「黙っていても伝わる!?」と思ってしまいがちですが、
人間、黙っていたら伝わらないんです。
特に大切にしたい家族や友達とは、もっとコミュニケーションしましょ〜♪
相手を思いやる気持ちや感謝の気持ちも伝えやすくなりますよ。
それではまた。