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「考えすぎ日本人」の思考回路は外国人には理解不能。読心力がないならSpeak Upせよ。

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こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。

 

私たち日本人は、海外生活で、

「協調性が欠けている人」

「チームワークができない人」

などと言われる事は、ほぼありません

 

理由は、調和を大切にする意識が自然に備わっているからでしょう。

調和を保つには、社会集団で周りの反応や様子を察する能力が少なからず必要です。

 

私の海外経験からすると、他国の人たちに比べ、

日本人はその能力に長けていると思います。(精度には個人差ありますが。)

 

しかしながら、この長所とは裏腹に、

「世界のどの国よりも、日本人は物事を考えすぎる国民なんだそうです。

 

アンテナを張って、無意識に気配りしているというのが

考えすぎの理由の1つと思います。

 

過去にこんな事がありました。

語学学校で働いていた時、ある業務が私のプライベートの時間まで圧迫するようになり負担を感じていました。その業務自体に意味を見い出せず、無駄な気がしていました。

コリアンの同僚にチラッと言ってみたら、同感の様子。

 

私はいろいろ考え始めます。

  • この業務は省略してもいいのではないか、上司に提案してみようかな。
  • やる気がない奴って思われちゃうかな。
  • 私がやらなかったら、この仕事、別のスタッフがやらされるのかな。
  • 人に迷惑は掛けたくないな。
  • 結構ボリュームあるし、他のスタッフには回せないか。

 

同僚も、面倒だと思いながらやってるんだし、ま、いっか

 

1度はとどまったものの、数日後、この業務って意味ないよね、

と再び頭に浮かんできて、迷いが堂々巡り

 

でも、

この人がこう思うかもしれないし、

あの人がこう思うかもしれないし、

 

あれやこれや考えている私に、南アフリカ人の旦那さんから、

当時こんな事を言われました。

 

「まだ起こってもいない事柄に、

周りがどう思うかを予見する君は宇宙人だ」

 

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てへ。

宇宙人、笑ってますが、

これ、褒め言葉ではありません。苦笑

 

考えすぎの私の思考が、全く理解不能なので、

100歩譲って、優しく表現した最大の皮肉です。

 

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読心術でもない限り、インポッシブル!

 

彼からすると、考えすぎは無駄ばかり

 

必要以上に精神を消耗しているし、時間を浪費している。

 さっさと言っちゃえばいいのに、って思っているんです。

 

私の言い分としては、

日本という文化と価値観で育った以上、「調和」を大切にする心理的システムが脳内にインストールされていて、周囲への気配りを始め、社会集団の中で気分良く共存するテクニックが自然に身に付いているのです。

そう簡単には変われません。

 

でも、この価値観、海外では通用しない事がほとんどだと

後から気づかされるんです。。。

 

遠慮や控え目は評価されませんし、NOが言えないとYESだと思われます。

NOを言うのに気負いする人も居ませんし、

むしろ、YES/NOしかなくて、グレーがないから楽かも知れません。

 

 

 

 

ある日、ブラジリアンの同僚に、ねぇねぇ、これ意味なくない?と振ってみたところ、

 

そんなの半年前からやってないよ。あはは〜。

マネージャーからはやれって言われたけど、意味ないし〜。

あれから何も言われてないから、いいんじゃない。

 

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えーーー?! 驚愕。頑張ってる自分がアホみたい。

 

驚愕1 超越した自己中心的思考。

驚愕2 やれと言われたのに放棄、上司にリスペクトなし。(問題でしょぉ)

驚愕3 そんなの世間で通用するのか、仕事なのに。

驚愕4 何故マネージャーは何も言ってこない。

驚愕5 この業務をしなかったからって困る事なし。苦情もトラブルもなし。

 

アクション: 今更だけど、マネージャーに業務の省略を提案。

 

結論:マネージャーは続けて欲しそうでしたが、ボリュームがあって時間かかるなら、

重要だと思うものをピックアップして、自分の裁量で間引いていいと。

え、そんな適当でいいの?

 

言ったもん勝ちって訳ではありませんが、負担は減りました。めでたし

 

海外では、

想像を超えるいろんなタイプの人たちがいて、私が思う常識やマナーに意味をなさない出来事が起きます。

 

ブラジル人が適当って話では全然ありません。

みんなそれぞれ「我が道をゆく」って感じ。

彼らからすれば、日本人もかなりユニークに見えていると思います。

 

対等にやっていくには、考えすぎずに、スピークアップ(Speak up)する事です。

 

Speak upとは、率直に話す、声を上げる

 

相手からどう思われるか、誰かが困るんじゃないか、失礼じゃないか、など

深く考えすぎずにとりあえず言ってみる。

 

伝え方の上手い下手で結果が変わってきてしまうので、

もちろん伝え方にもスキルが必要です。感情をあらわにするのはNGです。

冷静に話せない時は次のタイミングまで待ちましょう。

 

あ、これは会社だけじゃなくて、夫婦間も同じ。

 

結婚する前、私は典型的な日本人女子で、小さな不満を言わずに溜めて、

限界になった時に爆発していました。

 

すると旦那さんは、

感情的になって言わずに、不満に感じた時に言ってくれたら、

もっと素早く改善できたのに。言わなかった君が悪い!でも、ごめん。

 

怒り噴火中に、言わなかった君が悪いとか言われると余計腹が立ちますが、

冷静になると、本当にその通りで、言わなかった私がいけないと反省。

 

どんな考えでいるのか、どんな気持ちでいるのかを確認するのは大切。

 

例えば、

家事の手伝い、進んでやってくれてるけど、負担になってるのか

外食して美味しかったけど、また行きたいのか、2回目はないと思ってるのか

中古の自転車が安いと感じるのか、高いと感じるのか

パーティーに呼ばれたけど、楽しかったのか、退屈だったのか

 

人の気持ちは、言わないと伝わらない。

 

英語が上達したおかげ?で、些細なことでも会話してシェアするようになったので、

この10年ぐらい爆発はありません。笑

 

インターナショナルな職場にいると、異文化の価値観の違いだったり、

仕事の完成度のギャップだったり、サービスに求める期待値の温度差だったりが

見えますが、海外生活も長くなって来たので慣れてきました。

 

いろいろありますが共通して言えることは、

できるだけ早く、自分の意思や気持ちを伝えれば解決も早い!

って事です。

 

昔の話ですが、海外旅行する団体日本人観光客は、文句1つ言わずたくさんのお金を使ってくれて、ヨーロッパや東南アジアの国々から、もてはやされていました。

しかし、ある年代から、サービスを利用したにも関わらず、帰国してから、ホテルや旅行代理店に苦情するクレーマーが増え始めたそうです。ごねて金品を要求したかは不確かですが、日本人観光客がウェルカムじゃなくなったのはとても残念です。

 

これ、まさに私のケースと同じです。

その場で相談すれば、何かしらの対応でスムーズに解決できていたかも知れませんし、少なくとも旅行中に嫌な気持ちを引きずらずに済んだかも知れません。

帰国後に言われても、時間を取り戻すことはできないですもんね。

(言語の問題もあったかとは思いますが)

 

日本の社会でも役立つライフハックだと思います。

考えすぎて消耗したり、もんもんとするくらいなら、率直に話してみる(Speak Upしてみる)のがすっきりする近道かも知れません。

 

それではまた。

 

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