こんにちは!
南アフリカ人のダーリンを持つ、ニュージーランド在住のManaです。
私は東京出身、ダーリンは南アフリカ出身で、
育った環境や生活習慣には、多少なりとも違いがあります。
一緒に暮らして15年以上経ちますが、未だに驚かされることも多く、
感心することもあれば、唖然とすることもあり、
平凡な暮らしの中にスパイス?を効かせてくれます。
くだらない小話ですが、
ダーリンの神様は、寛大で、フレキシブルで、
SNSを駆使して時間に追われるほど忙しいらしく、
私が想像している神様とは、ずいぶん差があったので、
笑ってしまいました。
2つのエピソードで紹介します。
エピソード1
ある日、自分たちが幼少のころ、
どんな休日の過ごし方をしていたかについて話していました。
「日曜日は家族の日」というのが、
どうやらダーリンのファミリーでは定番だったようです。
家族構成は両親と三兄弟で、ダーリンは末っ子。
日曜の午前中は家族全員でチャーチに行ってお祈りをして、
午後は子供達だけバイブルの勉強、待っている間、両親はカフェでスコーン&ティー。
夕方からは家族揃ってローストチキンやローストラムをよく食べていたんだそうです。
遠方(南ア)に住む彼の家族と、日曜日を一緒に過ごす機会は
ごくわずかな帰郷の時しかありませんが、
何の疑問もなく、熱心な信仰ファミリーだったのねと
思っていました。
ところが、ふと気づけば、結婚してから、
ダーリンがチャーチに行く姿を一度も見たことがありません。
私:どうしてチャーチに行かないの?
ダーリン:今、ホリデー中。(まるで休暇中のような言い草。)
私:は?
ダーリン:今、ホリデーもらってる。しばらく行ってないけど、
死の間際になったら、またお世話になるよ。
私:えー、そんなの都合が良すぎない?
ダーリン:No Worries. 大丈夫。こんな俺でも受け入れてくれる。
私:でも、そんな適当じゃ、神様に嫌われちゃうよ。
ダーリン:No Worries. 大丈夫、神様は心が広いんだ。寛容だ。
私:確かにそうだけど。でも、ヘブン(天国)には行かれないかもよ。
ダーリン:あー、それも大丈夫。
今時の神様はめちゃくちゃ忙しいんだよ。
いろんな手段で連絡が入って来るからな。
俺なんて誰にも迷惑かけてないし、可愛いもんだ。
神様は、小さい事をいちいち怒ってるほど暇じゃないんだ。
それに、ヘブン(天国)って、いつも曇ってて寒そうじゃない?
私:おっしゃる意味が理解できませんが。笑
ダーリン:僕は暑い方が好きだから、ヘル(地獄)でいいよ、
一年中、水着でどんちゃん騒ぎだ。
みんなに南アフリカのブライ(バーベキュー)を披露してあげよう。
常夏の島で、老後を過ごすみたいな話にすり替わってますが。。。
子どもの頃、本当にバイブル学んだんでしょうかね。笑
それにしても、ヘル(地獄)でみんなの世話してるダーリンが
想像できちゃうのが不思議。
⬇︎ こんなTシャツ持ってます。
なんか、この〜、都合のいい解釈と100%ポジティブな考え方が、あっぱれです。
こんな思考なら、ストレス溜めずに、
どんな世界でもやっていけそうですよね。羨ましい。
エピソード2
私たち夫婦は、エクササイズを兼ねて、一緒によく散歩に出かけます。
結構しっかり、5〜10km程度は歩くんですが、
ダーリンと歩いていると、何故か、道に何か落ちてるのを発見するんです。
お財布とか、パスポートとか、貴重品の類です。
元警察官のダーリンとしては、これを無くした人は困ってるに違いないと、
正義感丸出しで、住所がわかるものは、家まで届けたりもします。
ちょっとやり過ぎでは?
とも思いますが、良心がそうさせているので、ここは良しとします。
とても親切なおじさんなんです。
もちろん連絡先が不明なのは警察に届けます。
ただ、日本のように交番があちこちにないので、
貴重品ではない落し物なら、拾って近くの木に掛けたり、
目に付きそうなところに置いてあげたりします。
結局、持ち主ではない誰かが取って行くんだろうな〜といつも思いますが。
自分の経験からして、どこに落としたか、どこに忘れたか、
分からないから探せないわけで、分かれば苦労しません。
だから、身から離れるものには、いつも注意を払ってないといけませんよね。
サングラスと傘は、いくつ失くした事か。苦笑
ある日、道路で、帽子(キャップ)が落ちてるのを見つけました。
ダーリンは、さっと拾い上げて、近くにいる人に声を掛けます。
「これ、落としました?」
「あなたのですか?」
念のため、携帯番号が内側に書かれてないかチェックします。
子どもならともかく、大人用の帽子だったので
連絡先は書かないですよね。。。
となれば、届けようがありません。
さすがに、こういうのは届けるとも思えませんが。。。
今にも雨が降り出しそうな空模様。置く場所に困りました。
私:これを失くした持ち主が気の毒ねぇ。
ダーリン:いや、気の毒じゃないよ、この帽子を所有していたにも関わらず、
注意散漫で、責任をネグレクトして、こんな道路に放置したんだ。
帽子の気持ちになってみろ、帽子の方が可哀想だ。
私:はぁ?
ダーリン:俺が拾わなければ、このまま、人に踏まれて、雨に打たれて、
くちゃくちゃになって、下水溝のヘドロに埋もれるだけだ。
「物」ではなく、「動物」だったら、どう思う? 子犬、子猫だったら、どう思う?
私:はぁ? ⤵︎
ダーリン:これもなんかの縁だ。俺が面倒をみよう。
神様が導いてくれたんだ。Thank you, GOD!
え、ここで神様に感謝? 貰っちゃうのかい?!
なんか、この〜、都合のいい解釈と100%ポジティブな考え方に、あっぱれです。
無宗教と無神論者は違います?!
ダーリンの都合のいい解釈をとやかく言ってる私ですが 、
あれ?よく考えてみたら、
私もかなり、都合がいい?!ことしてるかも知れません。💦
お宮参り、七五三、初詣、受験祈願、厄除け、結婚式、葬式 etc
人生のイベントがいろいろありますが、
神社にいったり、お寺に行ったり、教会に行ったり、
お経を聞いたり、アヴェマリア歌ったり、いろいろ、ごちゃ混ぜ。
しかも、一方的にお願いばかりして、
勝手に、祈ったり、誓ったりはするけれど、
神様に、懺悔したり、許しを求めることはした事ないかも知れません。
改めて思いました。神様はなんて寛容なお方なのでしょう。
海外の人々に比べると、日本人は「無宗教」の人が多いと思います。
宗教は敏感な話題なので、普段の生活で露骨に聞かれる事はあまりないですが、
英語学校や語学学校では、会話(語彙)の練習として
宗教トピックが出て来ることもあります。
英語で言う時に、Atheist (無神論者)と言ってしまうと、
神様は存在しない、神を信じていないって事になってしまいます。
ちょっとキツイ印象です。
日本人の多くの人は、私と似た価値観で、神社、お寺、教会に行くと思います。
どの神様というこだわりがなくても、神様の存在を何となく意識したり、
神様のお姿がなくても神道を信じたりして、暮らしていますよね。
熱心に信仰している宗教がなければ、
英語で言う時は、I am not a religious person. と答えるのが良さそうです。
最後になりますが、
信じる神がいても、そのお姿がなくても、
何はともあれ、自分の心に素直に生きるのが一番ですね。
Follow Your Heart です。
ブログ名にもしてる、大好きな言葉です。
それではまた。
お時間があれば、こちらも読んでって下さい。