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【ニュージーランド暮らし】不便さがもたらす、心のゆとりと幸福感

 

 

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情報のオーバーフロー

 

こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。

 

最近読んだ、ある記事がきっかけで、

ニュージーランドのことがもっと好きになった自分を発見しました。

 

その記事は、

ニュージーランドに居住経験のある日本人150人を対象にアンケートしたもので、

NZ生活でのPros and Cons(長所と短所)

トピックにしていました。

 

Pros and Consとは、

賛成(Pros)と反対(Cons)で、物事の良い面と悪い面、

長所と短所などについて話をするときに使われます。

 

アンケート結果は面白いことに、良い面と悪い面にも、

同じ事ばかりが挙げられていました。

 

同じ事柄でも、それが長所として見えるか、短所として見えるかは、

人それぞれの考え方や価値観、置かれている状況、

その人の年齢、職業などによって、受け止め方が異なるという事ですね。

 

例をあげると、こんな具合です。

 

悪い面         良い面

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 不便で嫌       ⇔      モノやサービスのありがた味がわかる

モノの選択肢が少ない  ⇔      迷わなくていい

店が早く閉まる     ⇔      残業がなくていい

外国人が適当で嫌    ⇔   完璧を求められないから気楽でいい

 

私は両方の気持ちを理解できるのですが、どちらかというと今は、

長所として見える方が多いです。

 

私が住んでいるオークランドは人口が急増していて都会ですが、

それでも50万人程度。

東京とは比べものにならないほど、不便ですし、モノの選択肢が少ないのは

否定できません。

 

でも、

情報のオーバーフローで精神が消耗したり、

いろいろな迷いで無駄にする時間が減ったので、

「不便で選択肢が少ないこと」は、

私の生き方が楽になった理由の1つなのかなと思います。

 

私なりに、

【不便さがもたらす、心のゆとりと幸福感】について、

考えてみました。

 

 

選択肢が少ないことは、私にはポジティブ

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マスメディアとソーシャルメディアに振り回される


日本に住んでいた頃は、毎日すごい情報量の中で過ごしていたと思います。

常に新しい技術やサービスが次から次へと出てきて、

競争のように溢れる情報を吸収するには時間がどれだけあっても足りません。

頑張って時間を割かなくても、自分の人生には無関係なことも

たくさんありましたが、目の前にあるとそこに時間を使ってしまう。

 

結局、マスメディアやソーシャルメディアに振り回されて、

情報過多で精神が疲れ、時間の浪費もしていたわけです。

 

情報が多すぎると、

必要な情報とそうでない情報の切り分けが難しくなります。

 

情報の取捨選択は、とても難しいですよね。

 

ニュージーランドは、そういう意味ではストレスフリー。

受け身の情報に振り回されることはなく、

必要な情報は、自分から探しに行くってスタンスです。

 

※ 先に「選択肢が少ない」と書きましたが、

最新のモノが買えないわけではありませんし、遅れているわけでもありません。

 

  

 

選択肢が少なければ、考えすぎずに選択できる

 

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考えすぎで動けない人

あるアメリカの研究で、

選択肢を狭くする事で、人間は行動できる」

という事が検証されています。

 

たくさんある選択肢から、自分で厳選するのは混乱しますが、

選択肢が少なければ、その分、考えすぎずに選びやすいということです。

考えすぎると合理的な判断ができなくなるからです。

 

あくまで私にとってですが、情報が溢れている日本より、

選択肢が少ないニュージーランドの方が考えすぎなくて済むので、

「気が楽」という事の説明がつきます。

 

そのメカニズムとは

 

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考えすぎない

私の経験から、そのメカニズムはこんな感じ。

 

考えすぎることが習慣になってしまっていると、

失敗したくない、後悔したくない、損したくない、という気持ちから、

あれやこれや考えがまとまらず、余計に時間がかかる。

(=時間を無駄にしている)

 

しっかりリサーチしたのに、迷いや執着があるので、

決断後も半信半疑で自信が持てない。

 

執着や私利私欲から解放されて、考えすぎずに合理的に選択した場合、

自分で下した決断は、むしろ自信やモチベーションに繋がる

 

迷いや不安の時間が劇的に減ると、

精神的に余裕ができて、心にゆとりが生まれる

 

自分の気持ちに余裕ができると、

人に優しく出来たり、感謝の気持ちが伝えられるようになって、

周囲との関係も良好になる

 

それによって、自分の幸福度も上がるのです。

 

自分で言うのもなんですが、カリカリしてた自分が丸くなったなという感じ。

考えすぎない、迷いすぎない事は、

こんなに生き方を楽にしてくれるんだと思いました。

 

私の場合は、ニュージーランドに住む事がきっかけで、

考えすぎだった自分に気づけましたが、

あえて環境を変えなくても、自分の気付きさえあれば、

考えすぎを変えられます。

 

 

考えることは重要ですが、考えすぎるのは禁物

って事が分かりやすく書かれています。

  

最後に

 

「幸せ」かどうかを決めるのは自分です。

 

たった一度の人生ですから、考えすぎて消耗しない自分になって、

自分と周りの大切な人を、ハッピーにできたらいいですよね。

 

情報の取捨選択(いらん事を考えすぎない)というのは、

断捨離やミニマリズムの思想とちょっと似ている?!のかも知れません。

 

それではまた。