こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。
旦那さんの母国でもある南アフリカ旅行の記録を残しています。
(コロナ以前の旅行記)
南アフリカの見どころは、ビッグファイブと呼ばれる、
狩猟するのにもっとも危険な野生動物
ライオン、ヒョウ、サイ、バッファロー、ゾウを観にいく
サファリツアーです。
今回は、旦那さんの実家があるポートエリザベスという都市から、
100kmくらい内陸に入ったところにある、
シャムワリ ゲーム リザーブ(SHAMWARI GAME RESERVE)という
動物保護区(禁猟エリア)に行って来ました。
シャムワリ ゲーム リザーブ
(ジープ写真:トリップアドバイザーから引用)
サファリツアーに参加する前に、簡単なオリエンテーションがありました。
一言でいうと、野生動物のテリトリーの中にいることを
忘れないで欲しいという内容でした。
注意事項は、
- 危険な動物(猛獣)は、遠くから観察するので、わざと音を立てないこと。
- 鳥の警戒する鳴き声を聞いたら、目を凝らして注意深く周りを見ること。
- ドライバーが車のエンジンを止めても、絶対に降りないこと。
- 食べ物や匂いのするものを持ってツアーに参加しないこと。
柵の中にいる動物と違い、
「食うか喰われるかの世界」「弱肉強食」
「野生=ワイルド」という事を強調していました。
動物園の感覚で、写真を撮りたいがためにジープから下車した観光客が
ライオンに噛み殺されるという悲劇が、
南アフリカ全体で、年に数回は発生するんだとか。
また、普段のんびりしている草食の動物であっても、
何トンもある身体が大きい動物は、肉食獣と同じくらい注意が必要だそうです。
体当たりされただけで即死ですからね。
「警告:ライオンに注意」のサインがあちこちに貼ってありました。
ジャッカルが何かを観察しています。敵なのか?獲物なのか?
サイを至近距離で見たのは初めてでしたので、貫禄がありました。
普段はおとなしいサイですが、カバ同様、怒ると非常に危険な動物なので、
恐怖感もありました。突進したら、時速55kmの速度で走れるんだそうです。
体重2トンなので、ジープは余裕でひっくり返されそうです。
ビッグファイブに会えたのか?
残念ながら、ビッグファイブ全部には、会えませんでした。。。
演技でもやらせでもないので、ドキュメンタリーのテレビ番組のようには、
都合よく動物が登場してくれないと
ガイドブックなどにも書かれていたので、仕方ありません。。。
警戒している鳥の鳴き声があちらこちらから聞こえ、
ジープのドライバーさんも、何度かエンジンを切って待機しましたが
ヒョウには、会えませんでした。
木陰で休んでいるライオンはいたようです。。。
旦那さんには見えたようで、あそこに居るよと方向を教えてもらったのですが、
遠すぎて私には見えませんでした。
柵(さく)が付いていないタイプのジープだったので、
不意打ち食らったら、どうしよう〜、
何度か 手に汗を握ってしまいました。
危険と隣り合わせでハラハラしましたが、でも、良い思い出になりました。
アフリカ民族と言語
アフリカ民族を細かく分けると、
ズールー族、コサ族、ンデベレ族、スワジ族、ングニ族、ソト族、
ツワナ族、ツォンガ族、ヴェンダ族などがいます。
アフリカ民族の知識がない日本人の私からすると、
みんな同じに見えてしまうのですが、調べてみると、
衣食住のスタイルが大きく違って、個性が出ているなと感じました。
南アフリカには、この多民族にプラスして、
ヨーロッパやアジアからの移民がいますので、
白人、黒人、カラード(混血系)、アジア系の人種が共存しているのです。
文化や性格が異なりますが、お互いを尊重しながら、
理解し融合して、暮らしています。
公用語は、世界最多の11言語。
旦那さんに、公用語を答えよ、と質問してみたら、
8つしか答えられませんでした。苦笑
私の旦那さんは、英語とアフリカーンス語を話します。
そのほか、ズールー語とコサ語の単語はかなり理解しているようです。
ちなみに、南アフリカに最初に入植したのはオランダ人だったので、
アフリカーンス語はオランダ語にとても似ていて、共通の単語もあります。
アフリカ民族のビレッジ
シャムワリの敷地内に、アフリカ民族の村が再現されています。
もちろん現在は、こんな原始的な生活をしている訳ではありませんが、
日本でいうならば、日光江戸村、忍者村みたいな感じでしょうかね。
村の入り口のゲートには、バッファローの頭蓋骨が飾られていました。
初っ端から、上半身にむき出しの女性にドキドキしちゃいました。
白い衣装を着けている女性は、コサ族のようです。
民族衣装はそれぞれに個性があります。
白が基調の衣装はコサ族、アニマル皮革はズールー族、
カラフルなドレスや、ビーズで模様をあしらったドレスの民族もいます。
ゲート中に入っていくと、笑顔で歩み寄って来てくれました。
英語でウェルカムの挨拶があり、ダンスが始まります。
つい、白く塗られたおっぱいに目が行ってしまいました。
海外のダンスショーではあるあるの、観光客も混ざって一緒にダンスをするんですが、
私と一緒にダンスしている白いコスチュームの女の子との会話が面白かったです。
女の子:どっからの来たの?
私:東京
女の子:私、PE(ピーイー=ポートエリザベス)に住んでるの、本業は大学生よ。
お父さんのBMWを自分で運転して、1時間かけて通勤しているだそうです。
ちょっと自慢げ。笑
私が質問しなくても、一方的によくしゃべってくれて、
場を和ますフレンドリーな女の子だったんですが、
東京ディズニーランドでミッキーが、
「ボク、お城には住んでないよ、
ホントは千葉県に住んでて、大学生なんだ」って
言ってるのと同じ気がして、
なんだか、めちゃウケしてしまいました。
威嚇してるのに、なんとも、愛嬌のある顔のウォーリアーですよね。
私にもやらせて〜とお願いしたら、槍と盾を貸してくれました。
優しいお兄さんでした。
それでは、この辺で。