こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。
不覚にも、エクササイズ中に、
ふくらはぎの肉離れを起こしてしまいました。
アキレス腱から15cm上あたりを、竹刀で思いっきり叩かれたような痛みが走り、
プチン(切れた?)という感覚がありました。
平日でも1万歩、休日なら2万歩を超えるほど、
日常から足を鍛えているという自負があったので、非常にショックでした。。。
今回は、この治療費をカバーしてくれる
ACCというニュージーランドの補償制度についてお話します。
ACC 制度 (事故補償制度)
ニュージーランドには、
ACC(Accident Compensation Corporation)という制度があり、
ニュージーランド国内で受けた怪我に対して、治療費や補償金が支払われます。
加害者の存在があってもなくても、自分の不注意が原因だった場合でも、
怪我を負った場合はその対象になります。
こんなケースも対象になります。(不慮の事故)
- 外壁の塗装している時に、ハシゴから落ちて骨折
- 食事中に魚の骨がのどに刺さった
- 履き慣れない靴で、滑って転んだ
- 重い荷物を持ち上げる時に、ぎっくり腰になった
ACCの対象にならないのは、病気や加齢による状態の変化などです。
基本的に怪我の場合に、治療費がカバーされるという事です。
こういった背景から、ニュージーランドでは
加害者がいる事故でも、
被害者は傷害や損害に対する賠償責任の訴訟を起こすことは
できないことになっています。
ACCの治療費カバーを受けるには
ニュージーランドでは、病気でも怪我でも、
まずGP(General Practitioners)と呼ばれる総合クリニックに行きます。
そこで、どんな治療が必要がコンサルテーションを受け、
専門医が必要であれば、そこで紹介状を書いてもらいます。
もちろん緊急を要する場合は、国立病院(市のホスピタル)に直行です。
私の場合は、フィジオセラピー(理学療法・整体)や
アキュパンクチャー(鍼灸)での治療が必要です。
ACCで治療費のカバーを受けるために、
GPでACCの番号を発行してもらいます。
ACCの番号をフィジオ(整体院)や鍼灸院に知らせておけば、
治療費を直接ACCに請求してくれますので、自分で手続きする必要はありません。
どこのフィジオ(整体院)や鍼灸院に行けばいいのか分からない場合は、
GPで紹介してくれます。
数は多くありませんが、ACCの番号を発行できる(代行)
フィジオ(整体院)や鍼灸院もあるようです。
※ GPのコンサルテーションや初診料は、自己負担です。
また、治療費の一部が自己負担になるケースもあります。
ACCでカバーされる、その他のサービス
怪我が原因で、下記のようなサービスが必要であれば相談できます。
- 家で介護やサポートが必要
- 通院に公共の交通機関を利用できない(タクシーが必要)
- 医療機器が必要
- 怪我で仕事ができない(収入が減る)
鍼灸院
私は、中国人のお友達が鍼灸院をしているので、そこに通院しています。
通りに面しているタウンハウスの一部がクリニックになっています。
駐車場はありませんが、時間制限なしの路上駐車スペースがたくさんあります。
人によっては、鍼治療が嫌いな方もいますよね。
私は日本にいた頃から鍼灸院に通った経験があり、鍼治療に全然抵抗ありません。
夜も眠れないくらいの痛みを伴うぎっくり腰の時に、鍼治療で痛みが和らいだので、
それからと言うもの、鍼治療に信頼を寄せています。
痛みが引く=完治 ではないので、治るまでには時間がかかりますが、
痛みから来る不安やストレスは、間違いなく半減します。
ゴッドハンド
この先生、お友達のキャシーです。
鍼、マッサージ、カッピング、電気治療、一通りやってくれます。
マッサージ中は、涙が出るほど痛い治療ですが、数時間後に効果を実感できます。
専門知識がないので、素人の私では、うまく説明できませんが、
ダメージを受けている筋肉の特定がうまい?
刺激の加減がうまい?って事ですかね??
とにかく、腕がいいんです。私には合っているようです。
オークランド在住の方で、鍼灸院をお探しの方は
いちど試してみる価値があると思います!
最後に
ACCのウェブサイトを見ると、この制度の対象は、
ニュージーランドに居住していない訪問者も対象となっていますが、
近年グレーゾーンです。
私の知っている限り、ACC適用にならなかった短期留学の学生さんや
ワーホリさんもいました。
そんな事もあるので、海外旅行保険は大切です。
肉離れにも程度がいろいろありますが、筋がくっつくまで数週間、
激しい動きが出来るようになるまで少し時間がかかりそうです。
治療費をACCで負担してくれるで、
気兼ねなく、しっかり完治するまで通院しようと思います。
それではまた。