こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。
インドネシアのお料理をいくつご存知ですか?
定番のナシゴレンは知っていても
それ以外はよく分からない。。。が正直なところではないでしょうか。
インドネシアは500を超える民族からなり、それぞれの食文化によって、
異なる味付けがあり、一言で「これがインドネシア料理」と
説明するのは難しいようです。
わりと知られているインドネシア料理は、
バリ料理、ジャワ料理、スマトラ料理、スラウェシ料理なんだそうです。
私たちには「東南アジアの料理」とくくった方が
わかりやすいかも知れませんね。
先日、女子4人で、持ち寄りランチパーティをした時に、
インドネシア人の友達が、グライ(GULAI)と呼ばれる
スープカレーを作ってきてくれました。
それが、めちゃめちゃ美味しくて、ど・ハマり!
彼女はそんな私に気づき、後日グライのペーストをくれました。
「オーセンティックなものを作るのは、香辛料を揃えるのが大変だけど、
これなら簡単だから作ってみて!」と言われたのですが、
パッケージをよく読むと、
「インスタント」と書かれているわりに、
炒めたり、煮込んだり、ちょっと手がかかりそう。
そんな理由でタイミングを逃していましたが、やっと重い腰をあげ、
作ってみたところ、食指を動かすスパイスの香りに
超★感動しました!クセになる美味しさ!です。
今回は、ただでさえ簡単なインスタントを、さらにズボラに作る
インドネシアのGULAI (グライ)という
ココナッツスープカレー(ちょい辛)を紹介します。
中身のペースト
外袋を切ると、中には写真のようなカレーペーストが入っています。
インドネシアは、香辛料の貿易が盛んだった歴史もあり、
料理には、昔からたくさんのスパイスが使われています。
内袋を開けると、もう、そこはインドネシアの
ストリートフード(屋台)の香り!
どんなスパイスが使われているかと言いますと、
ショウガ、ニンニク、唐辛子をはじめとして、
ウコン、ナツメグ、シナモン、レモングラス、コリアンダーなどなどです。
キャンドルナッツと呼ばれる私たちには馴染みのないナッツや
ココナッツパウダーも入っていて、
コクを出すのに大きな役割を果たしているようです。
いくつもの個性あるスパイスの香りが複雑に融合して、
辛味、酸味、甘味に深みを出すんですね。エキゾチック!
作り方
1 500グラムのビーフかマトンと書かれていますが、ビーフかチキンが合います。
お肉をお好みの大きさにカットします。
最後に振りかけるエシャロットを炒めて準備しておきます。
2 香り立つまでグライのペーストを炒め、そこへお肉とお水750mlを入れます。
3 お肉が柔らかくなり、ソースが少し濃くなるまで、1時間30分前後煮込みます。
炒めたエシャロットを盛り付ければ出来上がりです。
と、
「作り方」が書かれていますが、ズボラ流にアレンジしました。
今回は、スロークッカーで調理
私は、牛肉を柔らかくしたかったので、スロークッカーを使いました。
(外出の用事もあったので都合よく。笑)
「作り方」には、ベジタブルについて全く触れていないのですが、
お友達のスープカレーには、野菜が入っていたので私も入れる事にしました。
大きめにカットした玉ねぎ(2個)を牛肉の下に敷いています。
玉ねぎから水分が出ますので、お水は規定の量の半分に減らしました。
スロークッカーの低温設定で、5時間ほど煮込んでいますが、
ベジタブルは最後の30分くらいの時に投入。
完成です。
お肉の脂肪分が浮くので、キッチンペーパーで取り除きます。
レストランならココナッツミルクで炊いたココナッツライスと一緒に食べますが、
普通のご飯でも全然OK、美味しく頂けますよ。
お好みで、ライムやレモンの果汁をかけてみて下さい。最高です!
スロークッカー、とっても便利なのでオススメです。
コトコト煮るので、安いお肉でも柔らかくなります。
こちらの記事で、ナシゴレンとレンダンの調味料を紹介しています。
最後に
スパイスが香る GULAI(グライ)、いかがですか?
ココナッツパウダーが入っていますので、マイルドな香りもしますが、
ちょい辛のスープカレーです。
東南アジアのご飯が好きなので、さらに幅が広がり嬉しくなりました!
ショウガが入っているので、身体の芯が温まります。
これが好きな方は、
RENDANG(牛肉のココナッツミルク煮)にも
絶対絶対絶対ハマりますよ。(チキン代用可)
ズボラな私は今回、エシャロットを用意してなく(買っておけよ!)、
しかもペーストを炒めずスキップしてしまったので、
次回はお肉はチキンで、ちゃんと「作り方」通りにやってみたいと思います。
ニュージーランドでは、チャイマ(アジアン食材店)でペーストを購入できます。
香辛料を揃えなくてもいいので簡単に作れます。是非お試し下さい!