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NZワクチン接種率90%計画:10つの俗説の真実を暴く!未接種の人に伝えたいメッセージとは。

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クリスマスまでにフリーダムを手に入れられるか?! The 90% Project

 

こんにちは、NZオークランド在住のManaです。

 

ニュージーランドのオークランドでは、

5週間続いたレベル4ロックダウンが終わり、

今週の水曜日(9月22日)からレベル3に引き下げられました。

 

レベル4は、警戒レベルが最も高いロックダウンで

「厳戒」という言葉が相応しい厳しさでした。

その甲斐あって、デルタ株の感染拡大を抑え、

最小限にコントロールできていると言えるのではないでしょうか。

 

警戒レベルが下がったからと言って、市中感染はゼロではありませんので、

気を抜くことはできませんが、

この5週間で、国民のワクチン接種率は飛躍的に上がりました。

 

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NZ Heraldより引用

このNZヘラルド(新聞社)のチャートによると、

ニュージーランドのワクチン接種率(対象人口 4.1ミリオン)は、

2回のワクチン接種が完了しているのは、人口の41%

1回目のワクチンを終えたのは、人口の34.8%

合計 75.8%の人口は、少なくとも1回もしくは2回のワクチンを接種済み

という事になります。

 

Covid-19 Goverment Responseのニュースレターによると、

オークランド市内では、

1回目のワクチンが接種済みの人と、2回目接種も完了した人を合計すると、

オークランド人口の80%以上になるそうです。

 

 

 

 

 

現在ニュージーランドでは、国を挙げて、

The 90% Project と呼ばれる取り組みがされています。

 

クリスマスまでにワクチン接種率を90%以上にして、

フリーダムな生活を取り戻そうというプロジェクトです。

 

ワクチン接種率が上がってきているとはいえ、まだ24%以上の人口は

全くワクチンを接種していない状態です。

 

どうやったら、地域に偏りがなく、人種に偏りがなく、

より多くの人にワクチン接種をしてもらえるか、

色々なアイディアを募り、試行錯誤しながら90%の目標に向かって

計画が進んでいます。

ニュージーランドの柔軟性とスピード感にはいつも驚かされます。

 

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フェイクニュースや根拠のない作り話

 

NZヘラルドのネットニュースに

ワクチンへの不安を払拭させるために、

10つの俗説(根拠のない作り話)の真実を暴く!

という記事がありました。

 

ソーシャルメディアから入ってくる

噂、デマ、ゴシップ、フェイクニュースなどによって、

ワクチン接種をしたくないという人もまだまだ居るようです。

 

どんなものがあるのでしょうか。

 

1 ワクチン接種後の入院や死亡率が高い

2 出産のトラブルや、不妊症リスクが高い

3 ワクチンは子どもに安全ではない

4 ワクチンには金属が含まれ身体に磁性を帯びる

5 自然療法や免疫でコロナに感染しない

6 DNAを書き換える(干渉する)

7 ガンの原因になる

8 ワクチンはまだ実験段階である

9 ワクチンの製造元は責任を免除される

10 ワクチンはコロナの症状を軽減するだけ

 

確かに、真相はどうなんだろうと心配になる事ばかりですね。

 

記事には、科学的な研究データや証拠から、

誤った理解を訂正したり、不安要素を減らす説明文が書かれていました。

ここでは省略しますが、興味がある方はこちらをどうぞ。(英語)

The 90% Project: 10 of the biggest vaccine myths debunked - NZ Herald

 

すでに2回の接種を終えている私も、接種前はいろいろ心配でした。

一番怖かったのは、ワクチン後に死亡した人がいるという事実です。

割合で考えれば、ごくわずかですが、

その少数が自分かも知れないという不安が頭をかすめました。

 

それに、mRNAワクチンは新しいだけに、今は大丈夫でも

10年後、20年後に、身体に異変が起きるかどうかは未知ですものね。

 

上の記事を読んでも、完全に「不安」を払拭しきれないかも知れませんが、

少なくとも噂やデマに踊らされない、正しい情報と知識が学べます。

 

 

 

 

昨日テレビのトーク番組で、

ソーシャルメディアで、真実ではないデマ情報が拡散されていて、

ワクチンに対する、人々の不安を煽っていると話題にしていました。

 

そこで映されたのは、TikTokの一部で、

若い男の子たちが、ワクチン後は、

体内の磁性でスプーンが腕に張り付くようになる!

といって、実験している動画でした。

 

私は、面白くてプッと笑ってしまいましたが、

受け取り側によっては間違った考えに誘導してしまいますので、

ただのおもしろ動画では済まされない事もあるかも知れませんね。

 

上の10項目のうちの4番目(身体に磁性が帯びる)には、

違和感があったのですが、このTikTokの影響だったのですね。

 

私が個人的に疑問だったのは、

9番目のワクチンの製造元の責任が免除される?!なら

ワクチンが原因で、もし身体に何かあった場合、

誰がどう補償してくれるのか、という点でした。

 

ニュージーランド在住の方も、きっと気になりますよね。

 

答え→ ACCでカバーされるそうです。良かった🤗

 

最後に

NZヘラルドが、ワクチン未接種の人に一番伝えたかったメッセージは、

10番目の項目、ワクチンはコロナの症状を軽減するだけでなく、

自分の感染のリスクを下げ、周りに感染させるリスクも下げる、

また、重篤化する率が低く、医療機関への負担を軽減できる、

ワクチン接種率が90%になれば、パンデミックの収束に近づき、

フリーダムな生活を取り戻すことができる!

という事だったのだと思います。

 

届くといいな、このメッセージ。

 

長くなってしまい恐縮です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

それではまた。