こんにちは、NZオークランド在住のManaです。
「 オークランドは3つのDHBs のワクチン接種率が90%に達したら新しいトラフィックライトシステムに移行する」と、最近ニュースでよく耳にしますが、具体的にどこを指してるの?って思ったことがありませんか。
私、オークランドに長く住んでいるわりに、DHBsのエリア分けが全然分かっていませんでした。
シンプルに、オークランドの上(北)から順に、ノースショア、ウエストオークランド、イーストオークランド、サウスオークランド、あれ?全部で4つだ!へへへ。と笑ってしまう程度の低レベル。。。
オークランドと言っても、カウンシル(市役所)が独立しているエリアがあったり、ゴミ捨てが有料のエリアがあったり、スーパーでアルコール販売できないエリアがあったり、エリアごとに条例が異なることもあるので、行政の境界線とDHBs の境界線は似ているんじゃない?って思っていました。
ということで、今回はNZ全土のDHBs の境界線とワクチン接種率を調べてみました。
オークランドの3つのDHBs:答え
最近よく聞くオークランドの3つのDHBs とは、この3つを指しています。
- Auckland
- Waitemata
- Counties Manukau
これら3つのDHBsでのワクチン接種率が90%に達しないと、フリーダムを取り戻せない訳です。
DHBs とは
DHBs とは、District Health Boardsと呼ばれ、ニュージーランドの公衆衛生障害法に基づいて設立された地域保健委員会という組織です。
保健省から公的資金を受け、各エリアの住民の健康と、障害者サービスの提供を保証する責任があります。
DHBs は、北島に15、南島に5、全部で20あります。(地図参照)
DHBs 別ワクチン接種率 - 10月27日
Ministry of Health 保健省より引用(10月27日 毎日更新)
COVID-19: Vaccine data | Ministry of Health NZ
この表は、10月27日の DHBsのそれぞれのワクチン接種率です。1回のワクチン接種だけでなく、2回完了しないとカウントされませんので、赤で囲った部分(Second Doses)の数字が90%にならなければなりません。
オークランドの3つのDHBsで、1回目の接種(First Doses)を終えた人の割合をみると、Auckland 93%、Waitemata 91%、Counties Manukau 88%と、読み取れます。
The 90% Project (ワクチン接種90%計画)が始まった頃は、Manukau エリアの接種率の低迷が懸念がされていましたが、これを見る限りとても順調のようです。
すでに1回目のワクチン接種をした人は、アンチではない(多分?)ので、2回目が接種できる3週間後には、目標の90%にかなり近づいていると期待できますね。
NZ全土の接種率90%達成まで、あとどれくらい?
Stuff News より引用
これは、ターゲット90%にたどり着くまで、どれくらいの人が2回目の接種をしなければならないか割合を表したものです。
10月24日(11:59pm)のデータなので2日間ほど遅れていますが、先週末はカバーされています。
DHBによって人口が大きく異なるので、比較対象になりませんが、大きな都市の接種率が上がっているのは分かります。
最後に
NZガバメントは11月後半に、DHBs毎のワクチン接種率の進捗を確認し、トラフィックライトシステムへの移行のタイミングを決めると言っていますが、あと1ヶ月もあります。
その間には、まだ完成していないワクチン・サーティフィケイトの普及(顧客と従業員)の問題や、それによって起きる労働力不足の問題、アンチたちの不満の問題など、次から次へと、政府が抱える問題は山積みです。
開放的な気分でクリスマスとニューイヤーを迎えたいものですが、どうなるのでしょうか。
それではまた。