こんにちは、NZオークランド在住のManaです。
先日スーパーで、冷凍オクトパス🐙を見かけました。
日本のスーパーのように鮮魚コーナーにお刺身はありませんので、下の写真のように丸々1匹で売っています。
ニュージーランドに来てから、タコを食べる機会がめっきり減りました。もう何年前に食べたのか記憶にありません。
外国人(特にヨーロピアン)からは、デビルフィッシュ と、悪魔 呼ばわりされることもあり、見た目がグロいので万人ウケする食べ物ではないのは間違いなさそう。
そんな訳で、「こっちの人はタコを食べる習慣がない」と思っていただけに、初めてローカルのスーパーでタコを見かけた時は、目が釘付けでした。
無性に食べたくなりましたが、丸々1匹買って、硬かくて噛みきれなかったら残念すぎる〜と思い、買うのにちょっと躊躇。。。
しばらく売り場で考え込んでいると、パシフィックアイランド系(サモアかトンガ?)のガタイのいいおじさんが、タコを手に取り、ささっとショッピングトローリーに入れました。
すかさず声を掛け、どうやって調理するのか?食感はどうか?を聞いてみました。
ココナッツミルクカレーにするそうです。
さすが 南国🏖らしい食べ方ですね〜。日本人の私には斬新すぎるアイディア。
煮込んでも、タコは硬くならないと言ってました。
それでも、なかなか購入の決心がつかず、売り場でもたもたしていると、次はヨーロピアンのお兄さんが、何の迷いもなくタコを買い物カゴに入れていました。
またしても、調理法を聞いてみることに。
バター、にんにく、塩コショウで、フライパンで炒めるんだそうです。
食感は多少あるけど硬くはない、ってことでした。
2人ともが硬くないと答えてくれたけど、その感覚には個人差あるよね。。。
でもお兄さんから、「美味しいから試してみ」と言われ、私も買うことにしました。
乗せられやすいタイプ。笑
家に帰って解凍してみると、ハンパない生臭さとぬめり感。
そのお姿は、まるで、他のプラネットから来たエイリアンみたい。
ま、タコなんで当たり前なんですが。。。
時間をかけて水洗いしましたが、ぬめり感が全然取れません。
しばらく、塩もみしたら、キレイになりました。
でも、ニオイが強烈だったので、しばらく手が匂っていました。。。
タコを柔らかくする下準備
たたく
現地のスーパーでは、よく Tenderize テンダライズされたお肉を見かけます。硬めのお肉をたたいて柔らかくしたものです。
タコもそれと同様、たたくことで柔らかくなります。
肉たたき棒(ミートハンマー)やピザ生地を広げるのばし棒でたたきます。
私はこういうの使っています。
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重曹で揉んでおく
よく大根と一緒に煮物するとタコは柔かくなるといいますが、海外にいると、いつも大根が手に入る訳ではありません。
そんな時は、Baking Soda Powder(重曹)ですね。
もつ、牛タン、安めの赤みの肉なども、柔らかくしてくれるので重宝しますよね。
弱火がポイント
あまりいい写真じゃありませんが、出来上がり。
ココナッツミルクカレーにしようかどうか迷いましたが、やっぱり日本人、和風が食べたくて煮込みました。
写真では柔らかさが伝わらないのが残念ですが、これがタコ?って思うくらい柔らかくなりましたよ。
塩もみしてキレイにした後、ボールにタコを入れ、Baking Soda Powder(重曹)を小さじ2くらい振りかけ、丁寧に揉みこみました。そして、しばらく放置。
あとは、弱火で調理です。(ここがポイント!)
タコを硬くしてしまうNGな調理
強火での調理はタコを硬くする
タコは、弱火で長時間煮るぶんには硬くならない性質なんだそう。天ぷらなどの強火での調理の場合は、しっかり下処理をしておかないと、噛みきれなくなります。
みりんを使うと硬くなる
自分で検証した訳ではありませんが、ググってみたところ、みりんを使うとタコが硬くなるそうです。相性の悪い調味料があるんですね。。。
最後に
想像以上に、柔らかいタコで、大変美味しゅうございました。
こんな簡単な下準備で、ここまで柔かくなるのであれば、次は、さっと茹でて、わさび醤油で食べたいと思います。
いつか、ココナッツミルクカレーにも挑戦?(笑)してみようと思います。
それではまた。