こんにちは、NZオークランド在住のManaです。
ニュージーランドでも、海外からの帰国者や入国者から、合計31人のオミクロン株の感染が確認されています。今のところ、ボーダーの体制(水際対策)のおかげで、漏れることなく隔離施設に移動出来ているので、幸い市中に感染は広がっていません。
1日あたりの新規感染者数はどんどん減り、50人前後になっています。
どうやら、オークランドの各エリアのテストセンターでは閑古鳥が鳴いているようなので、クリスマスを目の前に、PCR検査を受ける人の数が減っているだけかも知れません。
何たって初夏の清々しい陽気ですから、多少体調不良でも、ビーチやBBQに出かけちゃう人も多そう。
国内旅行のアンケート調査では、「この夏はどこへも旅行しない」と答えた人が全体の8割近くだったようです。
毎年クリスマス過ぎると、いつも賑やかなオークランドの中心地はゴーストタウン化し、交通量が減り、高速道路もガラガラになりますが、今年はどうなるのでしょうか。
オークランドにステイの人が多いようなので、近所のショッピングモールや近場のビーチが混んでしまうのかしら。
ところで、一昨日、12月21日(火)に、政府からコロナ関連の規制についてアナウンスがありました。予定されていたことが、いくつか変更されましたね。
私自身、内容をおさらいしたかったので、簡単にまとめてみました。
オーストラリアからNZに入国する際の自宅隔離について
オーストラリアからNZに入国する際、通常の隔離施設には入らず自宅隔離のみという緩和のルールが、1月17日から始まる予定でしたが、2月末まで延期となりました。
ニュージーランドにはオーストラリアに家族を持つ人も多いですし、ツーリズム業界を復活させたい狙いもありましたし、何しろ両国のデルタ株が減少傾向だったので緩和予定でしたが、今ではオーストラリアでオミクロン新規感染者が4000人/dayにもなっています。
渡航を予定していた人には気の毒ですが、帰国者や旅行者の自宅隔離が延期になって、正直胸を撫でおろしました。
やっぱり隔離施設での隔離は必要だと思うんです。
キウイもオージーも、ちゃんと言うことを聞いて、自宅隔離する人が少なそうですもの。
ブースターショットについて
ブースターショット(追加接種)は、2回目のワクチン接種を済ませてから6ヶ月後とされていましたが、「4ヶ月後」に短縮されます。(1月から)
ファイザー製ワクチン2回の接種した場合の、デルタ株に対する有効性は90%、オミクロン株に対する有効性は70%と言われています。
ブースターショットをすることで、その有効性は80%まで上がるのだそうです。
イスラエルでは世界初4回目のブースターショットが始まったみたいですし、今後も変異株が出現し続けるなら、年に1〜2回くらいのペースでワクチンが必要になるのかも知れませんね。
隔離施設での隔離期間について
12月23日24時(12月24日0時)から、7日間の隔離施設における隔離期間が、「10日間」に延長されます。
初めのPCR検査では陰性だったけれども、後日陽性になるケースが目につきますよね。
私は賛成です。
NZに入国するための陰性証明について
NZに入国するには、PCR検査の陰性証明が必要ですが、今まで72時間前に取得していればよかったものが、48時間以内に短縮されました。
渡航前って、色々とバタバタしているものですよね。
自分が日本からNZに戻ってくる時の事を想像したら「厳しいな」と思いましたが、緩いよりは厳しいくらいの方がいいのかも知れません。
子どものワクチン接種について
1月17日(月)より、5歳から11歳までの子どもがワクチン接種できるようになります。
これを嬉しく思うか、不安に思うかは、人それぞれ。賛否両論です。
お子さんがいるご家庭では、ママやパパ達が頭を抱えているのではないでしょうか。
最後に
オークランドでは、12月31日の大晦日から、トラフィックライトシステムの「赤」から「オレンジ」に規制緩和予定です。
しかしながら、もしオミクロン株の感染が市中に広がったら、現行の「赤」を継続する可能性もあるようです。
感染拡大により医療システムがひっ迫しない限り、ロックダウンはなく、トラフィックライトシステムで対応していくのだそう。
オミクロン株は感染しても、ふつうの風邪に似た症状で、見過ごされる事が多いようです。だから気づかないうちに周りに撒き散らし、余計に感染するスピードが速いのでしょうね。
ヨーロッパでは感染者数が爆増し、コロナ規制を強化する国も出てきています。
イギリスでもアメリカでも死亡者が出ました。
症状は軽くても、イギリスのように大多数(100,000人)が感染すると、免疫力の低い一定数の人は、重症化する恐れがあるので油断は出来ません。
下の記事で、世界のオミクロン感染者数が確認できます。(英語)
興味がある方はどうぞ。
BCCニュースのこの記事によると、(日本語)
香港大学の調べで、オミクロン株は上気道における感染しやすいが、よりダメージを与える肺の深部組織には侵入しにくい事を発見したそうです。(BCCの記事から引用)
だから重症化せず、軽症で済んでいる人が多い訳ですね。
ワクチンの効果は「ある・ない」色々言われていますが、オミクロンがそういう性質だと解っただけでも、少し安心ですね。
こんなご時世ですが、皆さん、楽しいクリスマスをお過ごしくださいね。
それではまた。