こんにちは、NZオークランド在住のManaです。
ニュージーランドは、オミクロン株の市中感染がまだないので、今のところ危機感を感じずに過ごしております。
日本では、第6波に突入し、感染者数が急増しているとニュースで見ました。
廃棄予定のアベノマスクに、配布希望者が殺到しているんだそうですね。廃棄だなんてあり得ない。。。必要な人にあげなくちゃもったいないですよね。
中国でも、冬季オリンピックを眼の前にして、ついに北京でもオミクロンの感染者が出たようです。外交ボイコットの国々も増えていますし、このオリンピックはどうなるのでしょうね。。。
ニュージーランドでは、ボーダーでしっかりオミクロンを食い止めていたのですが、今日のニュースによれば、隔離施設のスタッフが陽性だったことがわかり、現在、濃厚接触者が検査を受けている状況です。
市中感染は時間の問題と言われ、最近よくTVで、マスクでどれだけ防御できるかが話題になっています。そして、エアロゾル感染するオミクロンは、普通のファッションマスクでは意味がない事を呼びかけています。
エアロゾル感染とか、飛沫感染とか、たびたび出てくる単語ですが、みなさん、違いをご存知ですか?
簡単におさらいしておくと、
飛沫感染は、会話、咳、くしゃみなどで出た飛沫を周囲の人が吸入し感染すること。
エアロゾル感染は、空気中を浮遊する微小な粒子(病原体)を介して感染すること。
飛沫は、水分を含んで重いため比較的すぐに落下していきますが、エアロゾルは、微小で軽く空気中に溜まりやすい特徴があります。
オミクロン株が感染拡大しているほとんどの国で、マスクの着用を必須としていますが、マスクをしていても空気中を漂う微小な病原体を吸入してしまう、という事になりますね。
だから、アメリカは、N95マスクの無料配布が始めたのですね。
N95、KN95、P2マスクは、防御性が高い
今日のstuff ネットニュースに、こんな記事がありました。
オミクロンはエアロゾル感染するため、伸縮性のある1枚布のマスクでは全く効果がない、N95、KN95、P2などのマスクを着用する事で防御できると、専門家たちは言っています。
また、オークランド大学のドクタージョエルリンダラウブによれば、プラスチックのフェイスシーシルドやマウスシールドは、エアロゾル感染には全く無意味で価値がないのだそう。
N95、KN95、P2マスクは、ハードウェアショップなどで購入できますが、お高めなのがネック。
NZのBunning Warehouseでチェックしてみたところ、KN95(使い捨て)は、5枚で$14.80でした。
今までニュージーランドでは、バンダナ、スカーフ、ハンカチなどで、フェイスカバーできれば良いとされてきましたが、今後は、しっかり防御できるN95、KN95、P2マスクを買うとなると経済的な負担が大きくなります。
アメリカみたいに無料配布してくれたらいいんだけどな。。。
N95、KN95、P2マスクを近所で買えない人や、経済的に余裕がない人は、サージカルマスクをしっかり顔にフィットするように調整して着用するか、サージカルマスクをカットして、手持ちのマスクの内側にフィルターとして着用するのもいいでしょう、と記事に書かれていました。
Good Ideaですよね!
N95、KN95、P2マスクを買えないわけではありませんが、今使っているマスクにポケットがついているので、サージカルマスクをカットして入れようと思います。
「マスクの使い方のヒント」
オタゴ大学のドクター ルーシー テルファー バーナードの「マスクの使い方のヒント」が載っていましたので箇条書きにしてみます。
- マスクには、優れたフィルターが必要。
- 隙間なく顔に密着するように着用する。
- インドアや混んでいる場所では、マスクをしっかり密着させ、絶えず鼻と口をカバーする。
- 会話をするためにマスクをずらしたり、メガネのくもり防止にマスクから鼻が出ている人は、もっと良いマスクに変えるか、習慣を変える必要あり。
- マスクと鼻、頬、あごの間にギャップがある場合は、フィットするように調整するか、もっと合うマスクに変える必要あり。
最後に
ニュージーランドでは、デルタの新規感染者数が激減し、TracerAppを使わなかったり、サニタイザーをし忘れたり、インドアでもマスクを外したり、混む場所でも外出したり、かなり気が緩んでいる傾向がありますよね。オミクロンは軽症という情報が出ていますしね。
でも、実際に感染した人の話によると、喉の痛みと高熱が続き半端なく辛いのだそう。
上気道で感染し、肺炎になる可能性は低いようですが、世界を見て分かる通り、死亡者の数も一定数あり、その数はインフルエンザより断然多いです。
軽症だからと油断せず、ドクタールーシーのアドバイスにあるように、鼻、頬、あごに隙間ができないように適切にマスクを着用して、各々が感染を防ぐ努力が必要ですね。
それではまた。