こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。
ワクチン接種の副反応が怖くて、先週末ドキドキハラハラしながらブースター接種を受けましたが、腕の痛み以外の副反応はなく、無事に過ごしております。
ここ数日、ニュージーランドでは、1日あたりの新規感染者が200人前後に留まり、オミクロンの爆発的な感染拡大は起きていないように見受けられます。
だからって、どうやら、喜ぶべきことではない様子。
PCR検査を受ける人が少なすぎて感染拡大状況が分からないのです。
保健省が発表する公式の数字として見えないだけで、陽性の人は本当はたくさん居るのかも知れないという話です。
真相は分かりません。
PCR検査を受けたくない理由は、「陽性になって14日間の自宅隔離になるのが困る」です。
(※今現在のルール。今後変わる見込み。)
自宅からリモートでお仕事ができる人はさておき、「仕事に行って家族を養わなければならない人」もたくさん居ます。半月も収入がなくなるのは死活問題!
雇用契約によって状況は変わりますが、国から何らかの補償(Wage Subsidy)が欲しいところです。
オミクロンは、デルタのように入院率(重症化率)が高いわけではないので「ワクチン打ったし、感染してもなんとかなるでしょ!」と思っている人が多いように思われます。
国が数字を把握してコントロールしたいのであれば、何かしらの対策をしなければ、PCR検査を受ける人は増えないかも知れませんね。
ネットニュース(www.stuff.co.nz)を見ていたら、29歳以下の若者の新規感染者が全体の51.9%と書かれていました。
このグラフは、1月後半から2月にかけての、年齢別の新規感染者です。
学校が始まったので、10代の感染者が増えています。
サマーホリデー中に感染して、気付かないまま学校に登校し、周囲に拡散しまっているようです。
子供(5〜11歳)のワクチン接種率はまだまだ低いので、大人たちから感染しているのかも知れません。
10代といえば、私の職場に、サマーホリデーを利用して現地の大学生3人(18〜20歳)が、3週間ほど有給インターンシップに来ていました。
話を聞いてると、Soundsplashというミュージックフェスに行って来たとか、Rainbows Endという遊園地に行って来たとか、コロナ禍とは思えないくらいアクティブなんですよね。
陽性者が出て、後からニュースになってましたけど、濃厚接触にはならずに済んだようです。
アラフィフの私は、ショッピングセンターすら必要最低限にしてますが、若い人たちは違います。重症化のリスクも低いですし、基本的にマインドが違うんだなと改めて感じました。
ま、自分が若かったら、きっと同じです。
青春の真っ只中に、あれダメ、これダメ、我慢我慢ではかわいそうですからね。
アジア人の感染者が増えている?!
ところで、ネットニュース(stuff)の記事に「アジア人の新規感染者が増えている」という記述がありました。
アジア人の私としては、とても気になります。。。
日本人ではないので、ご安心を。
ニュースを毎日見ている方はお気づきかと思いますが、1月には数百人単位のウェディングイベントがオークランドでいくつか行われました。
Mahatma Gandhi Centre で、600人が参加するインド人の結婚披露宴がありました。
政府が緊急会見した日曜日の1日前だったので、誰も責めることはできません。
Pukekohe Indian Community Centre でも、ゲストが500人を超えるウェディングが行われました。
晴れやかな門出のはずが、スーパースプレッディングのイベントになってしまい、本当にお気の毒。
アジア人と言われると、つい中国人や日本人をイメージしてしまいますが、インドもアジアですし、東南アジアだってありますし、アジアは広いです。
このネットニュースのアジア人の多くは、インド人のことを指していました。
それにしても、インドの結婚式はスケールが違うことに驚かされましたね。
日本の「年代別」新規感染者数はどうなってる?
ニュージーランドのケース数は、まだまだ少ないので、日本の厚生労働省https://covid19.mhlw.go.jp から、日本の状況を比較してみました。
明らかに、20代の新規感染者数が多いです。
10〜29歳までの新規感染者数が多いのは、日本もニュージーランドも同様ですね。
次は同ページにある集団感染発生状況のグラフです。
福祉施設でのクラスターが多いことがよくわかります。
次に多いのが学校・教育施設です。
ニュージーランドでも、学校でのクラスターがどんどん増えて来てニュースになっています。
思いの外、飲食店での集団感染が少ないことに驚きでした。
日本は、透明のパーテーションをしたり、換気を徹底しているからですかね。
ニュージーランドでは、スーパーのレジカウンターや、Takeawayの受け渡しの所に透明のパーテーションを見かけますが、レストランやバーではまだ見た事がないです。
こちらは2022年1月5週目の性別・年代別重症者数のグラフです。(累計ではありません)
オミクロンの重症化リスクは低いと言われていますが、低いだけでゼロではないという事がわかるグラフですね。
性別で見ると、女性よりも男性がかなり多いことが分かります。
これにはどんな理由があるのでしょう。。。
ニュージーランドはどうなのか疑問です。
保健省のウェブサイトをチェックしてみると、入院治療が必要になるケースも、ICUの集中治療が必要になるケースも、やはり男性が多いようです。
最後に
統計グラフは興味深いです。
男性も女性も、みなさん、気をつけてお過ごし下さい。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
それではまた。