こんにちは、NZオークランド在住のManaです。
ニュージーランドでは、オミクロンが爆発的に広がっています。
数日前、1日あたりの新規感染者数が過去最多の23,183人を記録しましたが、専門家たちによれば、実際4倍は感染が広がっているだろうとの事。
その専門家のシュミレーションが正しければ、過去3週間の間に、オークランドの5人に1人は感染していることになります。
私はブースター接種済なので、今のところ感染は避けられているようですが、普通に仕事に行きますし、スーパーにも行きますし、スポーツジムにも行ってますので、感染するのは時間の問題と覚悟しています。
感染した場合の症状は、風邪やインフルエンザに似ているとよく言われていますが、後遺症って、どうなんでしょうね。
ニュージーランドのTVニュースを見ていても、コロナ感染後の後遺症について話題になっているのをまだ見た事がありません。(たまたまそういう番組にあたらないだけかな。。。)
オミクロンのピークは、オークランドが今週か来週、他の都市はその2週間後くらいと言われているので、心の準備として少し調べてみることにしました。
Long Covid-19 の症状(コロナの後遺症)
コロナの後遺症は英語で、Long Covid / Post Covid などと言い、長期にわたり後遺症を患っている人は、Long Haulersと呼ばれます。
一般的には、新型コロナ発症から数日間で回復、長くても3ヶ月で完治するとされていますが、それ以上経過しても回復しない症状を後遺症と呼んでいるようです。
NZの保健省のサイトでも探してみたところ情報はありましたが、更新されたのが2021年6月で、ずいぶん前です。
(⬇︎のリンクで確認できます)
記事内には、イギリスやオーストラリアの研究について書かれていたので、直接イギリスのナショナル・ヘルス・サービスのサイトをチェックしてみる事にしました。
後遺症の症状としては、NZ保健省のサイトと似てますが、更新日が新しいです。(2022年3月)。
ナショナル・ヘルス・サービスのサイトからコピペしました。⬇︎
新型コロナの主な後遺症の症状(オミクロンの後遺症ではありません)
- 倦怠感
- 息切れ
- 胸部の締め付けられるような痛み
- ブレインフォグ(記憶力、集中力、思考力のトラブル)
- 睡眠障害
- 心臓の動悸
- めまい
- しびれ
- 関節の痛み
- うつ病
- 耳鳴り、耳の痛み
- 体調不良、下痢、腹痛、食欲不振
- 高熱、咳、頭痛、のど痛、嗅覚味覚の異変
- 発疹
コロナから回復した後も、長期にわたりこれらの症状に苦しんでいる人もいるとの報告です。
どれくらいの割合の人が後遺症に悩んでいるかは、アメリカ、イギリス、デンマーク、オーストラリア、日本など、多くの国で研究されていますが、環境や条件がそれぞれ異なるので、割り出すのは難しいようです。
発症直後の軽度重度と、後遺症の程度には関係がないのだそう。
参考までにですが、アメリカのCDCの後遺症についての情報はここから確認できます。
コロナの後遺症が原因で、トラブル
ニュージーランドでは、コロナが原因で、止むを得ずビジネスを閉じる(倒産)だったり、失業、離婚、インフレなどはよく話題にあがります。
しかし後遺症が原因で惹起(じゃっき)される個人のトラブルはあまり耳にしません。
デルタ株をうまくコントロールして感染者も少なかったので、後遺症自体があまり認知されていないのかも知れません。
現在オミクロンが爆増してますので、今後、後遺症に悩む人が現れるのかも知れないですね。
日本のネットニュースを読んでいると、頭に霧がかかったような感じでボーッとして、やる気が全然出ないという後遺症の話をよく見かけます。
こういうのって、怠慢と思われがちな後遺症でやっかいですね。
その他にも、
倦怠感がひどく、出勤できずに会社を追われることになった人(クビ)
感染したとこで、悪者扱いされ、人間関係が壊れてしまった人(いじめ)
味覚障害で家庭不和になってしまった人(離婚)
コロナのせいで今まで通りの生活が出来なくなってしまった人が少なからずいます。
憎っくきコロナ!です。
今ニュージーランドでは、誰が感染してもおかしくない状況なので、どんな形で弊害が振りかかってくるかは「未知」というしかありません。
大げさかも知れませんが、普通に生活できてる今を、大切に生きようと思いました。
(私も一旦は失業したんで、全然順風満帆ではありませんが。。。)
後遺症はどう治す?
この記事によれば、ワクチンで後遺症を治せるか?という問題に触れいていますが、まだまだ研究中のようです。
最後に
オミクロン株が南アフリカで初めて報告されてから、わずか4ヶ月弱、オミクロンの後遺症としては、まだ分からないことばかりのようです。(研究中)
一方、オミクロン株は再感染のリスクが高いといくつかの記事で注意喚起されていました。
感染歴がある人でも、まだまだ注意が必要のようです。
いつになったら収束するのですかね。
次の変異株が現れないことを願うばかりです。
それではまた。