こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。
先日発表された国家予算のうちの1つに Cost of Living Paymentというのがあります。
これは、インフレの物価高騰の対策として、対象者に生活費のサポートとして、週あたりNZ$27を3ヶ月間、合計NZ$350を給付するというものです。
2.1ミリオンのニュージーランダー(移住者含む)が受給者として該当します。
私を含め、多くの日本人の移住者もももらえるはずなので、ちょっと調べてみました。
(あ、高給取りの人はもらえませんよ。。。)
Cost of Living Payment 給付金$350を受給するのに申請は不要
IRDのウェブサイト。⬇︎
給付金を受け取るのに、申請手続きは不要!
IRDのウェブサイトに太字で書かれています。
ニュージーランドで働いたことがある人なら納税番号(IRD Number)を持っているはずですが、そこに登録している銀行口座に自動的に振り込まれます。
銀行口座をいくつもお持ちの方は、myIRDにログインして、一度確認した方が良さそうですね。
給付金は合計$350ですが、3回(3ヶ月)に分けられて支払いされます。
- 2022年8月1日
- 2022年9月1日
- 2022年10月3日
随分、先ですね。。。
物価の高騰はすでに始まってますし、7月の公共料金の支払いにも影響ありそうなので、もっと早ければ助かるのにと思う人も少なくはないのではないでしょうか。
それに3回に分ける必要性も理解に苦しむのですが、もし全額を一気にもらったら、貯金できずにパーっと使ってしまう人が多い国民性だからでしょうかね。。。
給付金は誰が受け取れる?
- 2021年4月1日〜2022年3月31日までの収入がNZ$70,000以下の人
- 年齢が18歳以上
- NZ納税者(今も納税している人)
納税者の81%が該当しているそうなので、8割が年収NZ$70,000以下って事ですね。
学生さんの場合、納税していても受給できる人とできない人がいますので、IRDのサイトで確認が必要です。
該当しない人って、どんな人?
対象外は、
- 年収がNZ$70,000以上の人
- 服役中の人
- 年金受給者で冬期電力サポートの給付金を受けている人や、国からの生活扶助・生活保護(障害などの理由で働けない)を受けている人
3つ目は、英語だとvulnerableと表現され、傷つきやすい、弱い、守られるべき弱者です。
ここで、対象から外されるのは何か違和感じます。
TVニュースで見ましたが、違和感を感じたのは私だけでなく、アンケート調査に参加した63%の人が、「生活扶助を受けている人や年金受給者にも、給付するべき」と回答しています。
Salvation Army(社会福祉事業)は、この給付金を本当に必要としている家族に届かないのはとても残念だと言っています。
インフレの影響を受けているのは、全ての国民なので、全員に一律で給付すればいいのにと、一般市民の私は思います。
これに対し、財務省のグラント・ロバートソンは、生活扶助で支払われる金額や年金の金額は4月の時点ですでに増額されたとコメントしています。
うーむ、それはそうだけど。。。
最後に
Cost of Living Paymentの$350は有り難く頂くのですが、食料品、ガソリンなど、物価上昇が著しく、正直いうと、NZ$350もらったって、なくなるのはあっという間。
スーパーに行って気づきましたが、肉、魚、野菜、チーズなど、ドル単位で高くなっていてショック。
知らない間にドル単位(NZ$1 = 約83円くらい)での値上げは、共働きのうちですら、インフレの影響は深刻と感じますね。
毎月ギリギリで生計を立てている人には大打撃となりそう。
うちは小さな持ち家があるおかげで赤字って事はありませんが、レント(家賃)も上がっているようですし、住宅ローンの利率があがったのでモーゲージがある方は月々の返済額が増えて大変だと思います。
公共交通機関の運賃半額キャンペーンは今後3ヶ月間延長されるそうです。
通勤・通学で、バス、電車、フェリーを使う方には朗報ですが、私は車通勤。
ガソリン税免税も継続されることになりましたが、今日ガソリン入れたらリッター$3(約250円)でした。$4になる日も時間の問題ですね。
あーぁ、ほんとに$350じゃ足りないよ〜。。。
それではまた。