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【NZ生活】Ram-Raidが急増。オークランドではベニヤ板で覆われたお店が目に付きます

こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。

 

オークランドでは最近、Ram-Raid(ラムレイド)が急増していて、ニュースを見るたび治安が悪くなってきたなと日々感じます。

 

Ram-Raid(ラムレイド)とは、車両のまま店舗に突っ込み物品を奪う、速攻型の窃盗です。

 

車両で突っ込まれるので、ガラス窓や壁などが大破してしまい、損壊した部分をベニヤ板で一時的に覆っているのですが、その数が顕著に増えています。

 

修理には時間もお金もかかる為、ベニヤ板のまま営業している店もあります。

 

ニュースで映像を見るだけなら、自然と記憶から薄れてきますが、実際にベニヤ板で覆われた店をあちこちで見かけると、明らかにRam-Raidの件数が増えているのだと気付かされます。

 

ニュージーランドは治安がいい事で有名ですが、ここ数ヶ月おかしくなってきました。

 

どんな店がターゲット?

1news.co.nzより引用

1news.co.nzより引用

一番多いのは、タバコを扱っているデイリーストア(コンビニ)とリカーショップ(酒屋)です。

常に需要があるので、転売してお金にしやすいのでしょう。

 

店の主のインタビューによると、窃盗品の被害額は数千ドルなのに対し、お店の修理費用$20,000〜30,000かかるとお気の毒なコメントを残していました。

 

1news.co.nzより引用

これはCaltexというガソリンスタンドです。

車両に突進されないように鉄のポールがありますが、役に立たなかった様子。

 

1news.co.nzより引用

先月は、オークランドのQueen Street (メインストリート)にあるルイヴィトンやグッチにもベニヤ板が。。。

 

ポンソンビーにある、NZブランドのHUFFER(衣料品)も、被害総額$20,000だとか。

 

1news.co.nzより引用

ショッピングモールの中にある家電販売の店(Noel leeming)にまで乗用車で突撃。。。

モールの中に車で侵入する事自体が驚きです。

 

盗難車2台と、7〜8人の10代の青年たち(年齢11〜20くらい)が走り回っている姿が、CCTVに収められていた為、とても話題になりました。

 

警察も目を光らせていて、数日後に逮捕されたケースも多々ありますが、このショッピングモールの件だけでなく、Ram-Raidを犯しているのは、ティーンの若い子ばかりなのが気になります。。。

 

下のリンクは昨日のニュースですが、なんとATMの機械ごと盗まれてしまったそうです。。。

www.1news.co.nz

 

最後に

閑静な住宅街(Remuera)に住む私の知人は、いつも自宅前にトヨタのアクアを路駐していたのですが、ある朝4時に警察から電話があって盗難されたことを告げられました。

 

朝4時にわざわざ連絡するほど緊急性はあったのか不明ですが、自宅から40キロほど離れたところで発見。別の件で検挙しようとしたところ乗り捨てられたのかなと勝手な想像をしました。

 

幸い運転席の窓が割られただけで他の被害はありませんでしたが、下手したら、Ram-Raidに使われてた可能性もあります。そう考えると怖いですね。。。

 

別の知人は、ナンバープレートだけを盗難されました。

盗んだナンバープレートは無銭でガソリンを入れるのによく使われるんだそう。

 

それにしても、ティーンのRam-Raidが増えているのが、気になります。

 

Child poverty(子どもの貧困)が過去18年の間で最悪だとニュースで言ってました。

私利私欲の為だけに犯罪を犯すのではなく、必要最低限の生活水準を満たすために仕方なくやっている子もいるのかな。

 

コロナの影響で収入が激減したファミリーもたくさんある中で、インフレの物価高騰は厳しいものがあります。

 

とは言え、先日記事にしましたが、日本から送ってもらったEMSの小包が盗まれた件に関しては、今も怒っています!!

www.followyourheart.info

 

このままでは、治安悪化の一途を辿りそうなので、早く良い政策を打って欲しいものです。

 

それではまた。