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【NZコロナ】全面的に国境オープン。専門家は入国前の陰性証明は重要だった!と言っている

こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。

 

いよいよ来週(7月31日23:59)から、全面的に国境がオープンします。

 

ニュージーランドの経済が落ち込んでいるので、ビジネスを活気づけるために、海外からの旅行客や労働力を入れるのは良いのですが、心配なのはコロナですよね。

 

真冬の今、コロナ以外で病院にかかる人も多いため、ただでさえ人手不足のニュージーランドの病院はすでに逼迫しています。

 

今年のインフルエンザは、症状が重くタチが悪いと聞きますし、もし急性の疾患などで病院に行かなければならない際、診察が受けられるのか不安。

 

今後どうなるのでしょうか。

 

日本に入国するにはコロナの陰性証明が必要ですが、ニュージーランドに来るには必要ありません。

 

アメリカやヨーロッパなどでも入国時の陰性証明を必要としない国がどんどん増えていますが、ニュージーランドの人手不足の医療現場に凶と出ない事を願いたい。

 

現行ルール

下の英語は、NZ保健省のウェブサイトにある現行ルールのコピペです。

NZ保健省 www.health.govt.nz より引用

 

ニュージーランドでは、6月20日から、入国時の陰性証明、ワクチン証明が必要なくなりました。

 

保健省は陰性証明はあってもなくても、国内の新規感染者数にさほど影響はしないと言っていました。

 

ちょうどオーストラリアがスクールホリデーに入るタイミングで、旅行客が欲しいニュージーランドでは、陰性証明をなくそうという声がツーリズム関係者からあがっていました。

 

陰性証明を取るための検査料も安いわけではありませんし、その出費が旅行客の足かせになってはいけないと。

 

陰性証明をなくしても、海外から入国した場合は2回のRAT検査(迅速抗原検査)を継続しました。検査するのは、入国0/1日目、5/6日目です。

 

しかしながら、この後、第2波のニュースが増えましたから、経済を回したいが為に、早まった決断だったという事になりますかね。

 

入国後のRAT検査(迅速抗原検査)で陽性が見つかるケースが増加

www.1news.co.nz

 

この記事によると、Pre-departure test(陰性証明)を取りやめてから、入国後のRAT検査で、入国者(旅行者や帰国者など)の陽性が確認されるケースが増加していると書かれています。

 

無症状の陽性の人が、気づかずに機内にいれば、飛行中にウイルスをばら撒いている事になります。

 

陰性証明を必要としていた頃は、国境で陽性が見つかるケースは、1日平均65人だったのに対し、今では1日平均307人なんだそう。

 

1ヶ月間で、約5倍!

 

 

専門家によると、

これは良くない兆しで、陰性証明をなしくた事は、国境でコントロールするどころか、海外からの新しい変異株が入ってくるのを助長している。

 

とにかく検査が少なすぎるし遅すぎる!陽性だと分かった頃には、すでに感染を広げている。このルールでは、感染者を減らすことはできない。

 

北半球からの長距離フライトでは、機内で過ごす時間も長く感染のリスクが高くなるので、パッセンジャーやクルーを感染から守るためにも、陰性証明を復活させるべきと言っています。

 

陰性証明があれば100%感染拡大を避けられる訳ではありませんが、とても重要だったと言えます。

 

この専門家は、航空会社の協力のもとに、空港での待ち時間にRAT検査を行うことを提案していましたが、空港まで来て「陽性なので旅行は延期にして下さい」と言われても、休暇の都合(ホテルやら各種予約など)がありますから、それは困ります、非現実的ですね。。。

 

海外から新種の変異株が入らないようにする良い方法はないものでしょうかね。。。ないだろうな。。。

 

保健省は、国境での陽性者数の増加は、市中感染にインパクトを与えるほど大きなものではないと言っていますが、一体どうなるのでしょうか。

 

最後に

数日前に、精度の悪いRAT検査キットが販売禁止になったとテレビで見ました。

PCR検査で陽性反応にも関わらずRAT検査で陰性となるのだそう。

 

コロナのテストセンターで無料で配布されているメーカーのは大丈夫です。

 

検査キット自体がフェイクなのか、新しい変異株がスルーしてしまうのか分かりませんが、こんな事もあるので、感染者をコントロールするのは難しいですね。

 

私は2度目の感染をしても軽症で乗り切れるよう、とにかく免疫力を上げておこうと思います。

 

NZの地方では、人手不足で患者さんを診れない病院やクリニックも出てきています。この冬は特に病気や怪我に注意しながら生活したいと思います。

 

それではまた。