こんにちは、NZオークランド在住のManaです。
先日読んだネットニュースの記事に、オークランドの目抜き通りである Queen Street がアップグレードしたという話がありました。
それもなんと$16ミリオンダラーを掛けてのプロジェクト。
記事はこちら↓。
オークランド・カウンシルは、歩行者が快適に歩行ができるよう歩道を拡張し、もっと沢山の人に歩いて欲しい、と言っています。
コロナからのインフレで、ここのところ治安が悪くなる傾向にあり、ホームレスも増え、人の足が遠のいているが現状のため、一般客を取り戻すのが狙いです。(商業の街ですから)
私もしばらく行っていないので、どんな風に進化したのか興味津々。
散歩ついでに、写真を撮って来たのでお見せします。
ブリトマート駅から、シビックシアター方面に向かって進みました。
まず、ブリトマート駅です(上の写真)。
駅前の広場には、通行人や観光客が座ってくつろげるようにベンチが沢山置かれていました。
Queen Street に出ると、以前は片側2車線(合計4車線)あった道路に、青いラインが引かれ、1車線ずつになっているのに気づきます。
歩道を広げるために、何やら板が敷かれています。
そして、なぜか、全然オシャレではない鉢植え。。。
余談ですが、以前Ram-Raid(車両で突進する速攻型強盗)に襲われたヴィトンとグッチですが、元通りきれいになっていました。
ヴィトンの前も、このような板で微妙なサイズに歩道が広げられていました。
Fort Street には、ベンチが増えました。
ここは、バー&バックパッカーズが多い通りなので、コロナの前までは、いつも賑わっていました。
写真は位置的に Queen Street の真ん中あたり。
ちゃんとしたブロックが敷きつめられ歩道が拡張されています。
でも、元々の歩道と色が違うので、違和感があります。
写真を見ての通り、誰も歩いていません。(利用していません)
歩行者用の道なのか、自転車やスクーター用のレーンなのか、ちょっと分かりにくいのが残念です。。。
以前、巨大サンタで賑わった交差点です。
不自然な青い線があって、プロジェクトはこれで完成なのか?と疑問が残ります。
これからもアップグレードし続けるといいな。。。
シビックシアターから先の一部の区間、一般車両は通行禁止になっているので、注意が必要。
気づかずに通行している車両のドライバー5万人に、罰金なしの警告レターを送ったというニュースを2ヶ月くらい前に見ました。
当時は寛容でしたが、今はどうなっているか分かりません。
下のリンクには、罰金$150と書かれています。
車でオークランド中心地にお越しの予定がある方は、上のリンクで地図を確認して下さいね。
最後に
ブリトマート駅、フェリーターミナル、バイアダクト周辺は、ここ数年でとても進化を遂げ、観光客だけでなくローカルも楽しめますので、私もちょこちょこ散歩に出かけます。
そこまで行っておきながら、近年は Queen Street には足を伸ばさない事が多くなっていました。ホームレスが増えた事で、小便など汚物の不衛生な臭いがひどかったからです。
今回は、$16ミリオンダラーという金額から、どのように進化したのか期待に胸を弾ませて歩いたのですが、ハッキリ言って、イマイチでした。
どこにそんなお金をかけたのだろう、と言うのが正直な感想です。
ただ、気になっていた不衛生な臭いは無くなっていて、その日は路上で寝ているホームレスも少ない印象だったので、見えない所にお金を掛けたのかも知れません。
歩行者を優先にという考えから、歩道を広くして車道を埋めた訳ですが、このプロジェクト、みんなから喜ばれている訳ではないようです。
車線脇にあった、荷物の積み下ろし用の配達車両駐車スペースが無くなったので、仕事に支障が出ると頭を悩ませている人も少なからずいるそう。
いちばん上の記事によれば、この数ヶ月でいくつかの魅力的なポップアップショップも出来て、みんなQueen Street を信じて来てくれた、と書かれていましたが、
コロナの間にクローズしたリテールショップの店舗は未だに空き物件がほとんど。
For Leaseのサインは、まだまだ多いように感じられました。
AUT(オークランド工科大学)付近にあった小さな飲食店やテイクアウェイショップ、バブルティーやヌードル屋さんなど、今も空き物件のままです。
ブリトマート駅に近い Lower Queen Street あたりは、世界的に有名なハイブランドのお店が立ち並び、プチ銀座のようなゴージャスな雰囲気ですが、残念ながらそこだけでした。
Queen Street の下から上まで、以前のように繁華街らしく戻るまでには時間がかかりそうです。
昔の栄光は取り戻せるのか?
それではまた。