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【サイクロン・その後】57の移動体通信ネットワークがダウン / 安否確認できてない人が4928人

こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。

 

ちょうど1週間前、サイクロン・ガブリエルがニュージーランドに接近し、私が住むオークランドでは、洪水、地滑り、倒木などで、学校やビジネスがクローズしました。

 

そのサイクロン・ガブリエルは、ゆっくりと南下し、ホークス・ベイ、ギズボーンエリアでも、停電や断水などライフラインが絶たれるほどの甚大な被害をもたらしました。

 

そして、未だに安否確認できていない人が、4928人(2/18 2pm時点)もいます。

 

地割れや土砂崩れで、救助が難航しているエリアがあるのです。

 

www.1news.co.nz

 

ニュージーランド警察は、無事(安全)であるのならば、I'm Alive という警察のWebサイトに情報をアップして欲しいと声を掛けています。(本人でも知り合いでも)

https://forms.police.govt.nz/im-alive

 

オークランド在住の私は、水曜日から通常通り仕事に行き、幸い被害がなかった我が家は普段通りの生活に戻っていたのですが、Vodafoneから、こんなメールが届き驚きました。

 

 

Vodafoneによると、128の移動体通信ネットワーク(携帯電話の基地局)が復旧したが、57の基地局は今もダウンしているとのこと。

 

これでは、連絡を取りたくても、その手段が絶たれている人が、まだ沢山いるのだという事を改めて思い知らされました。

 

サイクロンが来る前に、停電・断水が1週間以上続く可能性もあるので、準備するよう言われ、内心ちょっと大袈裟かも?と思っていましたが、事実となってしまいました。

 

停電が復旧してスマホやデバイスの充電ができても電波(ネットワーク)がない、若しくは、電波はあるのに長期の停電によりデバイスが利用できない、という状況もあります。

 

Vodafoneは、プリペイド・プランの人には自動で100GBのデータを無料提供し、契約プランの人には、データ&スピードの制限をなしにして、7日間無制限で利用できるようにしました。

 

企業のこういう姿勢はありがたいですね。

 

また、洪水によって壊れたスマホやモデムの交換も行っているようなので、必要な方は、まず問い合わせて救済内容を確認してみて下さい。

 

必要な情報、便利な情報があっても、それが届かないのがもどかしい所ですが。。。

 

Vodafoneの下のリンクで、ネットワークに障害があるエリアを確認できます。

www.vodafone.co.nz

https://www.vodafone.co.nz/help/network-status/より引用

2月19日の午前中に確認しましたが、上の地図の赤い部分にまだトラブルがあるようです。

 

ホークス・ベイ、ギズボーンエリアです。

 

TVニュースでは、完全に流されてしまったブドウやりんごの農園や、一晩にして全てを失ってしまい悲しむ避難所の人々の様子が映されていました。

 

Donate(寄付・贈与)したい

被害に遭った方の無念さを想像するだけで、心が締め付けられる思いです。

 

National Emergency Management Agencyの会見によると、現時点では、食料品や衣料品を寄付するよりも、お金を寄付する事が効率的に利用できるそうです。

 

下のリンクは、Red Cross(NZ赤十字社)です。

www.redcross.org.nz

 

救援物資の確保、またそれを運ぶための貨物飛行機やヘリコプターなどが必要とされています。

 

時間が経過するにつれ、さらに被害が浮き彫りになり、その時に必要とされるものは異なってくる思いますが、取り急ぎ、個人単位で出来るのはお金を寄付する事と思い Donate する事にしました。

 

早くひとりでも多くの人の安全が確認できる事を祈っています。

 

それではまた。