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オークランドの副市長が帯状疱疹と診断された。ニュージーランドで予防接種を受けるには?

ac-illustより引用

 

こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。

 

先日、オークランドの副市長(デスリー・シンプソン)帯状疱疹と診断され、「信じられないほどの痛み」に苦しんでいる、という記事を見つけました。

 

記事はこちら⬇️。

www.nzherald.co.nz

 

日本では、帯状疱疹という病名は、よく知られていますよね。

英語では、Shingles(シングルス)といいます。

 

帯状疱疹は、神経に潜んでいた水痘疱疹ウイルス(Herpes Zoster)の再活性化によって引き起こされる皮膚疾患です。

 

過去に水痘にかかった事がある人は、ウイルスが体内にとどまっている為、誰でもが人生の後半に帯状疱疹を発症する可能性があります。

 

最近の研究では、3人に1人が生涯で帯状疱疹になると言われています。

 

加齢、疲労、病気、ストレスなどをきっかけとして、免疫が下がっている時に発症しやすく、

帯状疱疹の発疹や水痘は、一般的には胴体(左右どちらか一方)に発生しますが、顔や頭皮などに発症することもあります。

 

デスリー・シンプソンは、まるでハリネズミが顔にテープで貼られているかのような気分、信じられないほどの痛み、と痛みの度合いを訴えています。

 

さらに、シンプソン副市長は、Facebookで、多くの反ワクチン者を刺激する危険を冒してでも、帯状疱疹のワクチン接種を受けて下さい、とコメントしています。

 

よっぽど耐え難い痛みなのだと想像します。

 

さらに、同じ頃、2025年3月2日、第97回アカデミー賞の授賞式でプレゼンターを務める予定だった、アメリカのハリソン・フォードも帯状疱疹と診断され、プレゼンターの仕事を辞退したそうです。

 

ニュージーランドで、帯状疱疹のワクチン接種を受けるには?

 

ニュージーランドの保健省のリンクはこちら⬇️。

 

こちらを要約すると、

  • 65歳以上は無料
  • 2〜6ヶ月の間を隔てて、2回の接種が必要
  • 65歳に満たない場合は有料
  • 使われるワクチン:シングリックス
  • 費用:600 - 800ドル

 

ウェブサイトには「帯状疱疹ワクチンは、50歳以上の人に推奨されます」と書かれていますが、65歳以下の場合は国からの助成金が適用されず有料です。(※例外もあり)

 

かなり高額なので、ためらってしまいます。

 

帯状疱疹はうつる?

皮膚に水痘があるのが見えると、それが人にうつるのか気になりますが、

帯状疱疹は、他人からうつって発症する病気ではありません。

 

ただ、過去に水ぼうそうになった事がない人にはウイルスをうつしてしまう可能性があるので、注意が必要です。

 

帯状疱疹の予防接種はNZで受ける?日本で受ける?

日本に一時帰国中に、帯状疱疹のワクチン接種ができるか調べてみました。

 

日本では、生ワクチン(ビケン)と不活化ワクチン(シングリックス)の2種類のワクチンがあります。

 

生ワクチンのビケンは、費用が安く1度の接種で済みますが、効果の持続期間が短いうえ、発症予防効果は約50%と低いようです。

 

不活化ワクチンのシングリックスは、1回ごとに20,000 - 30,000円程度かかり高額ですが、発症予防効果は50歳代で97%、70歳代でも90%と高い予防効果が期待できます。

 

シングリックスは、どの国で接種しようとも間隔をあけて2回の接種が必要ですので、それを考えると、日本滞在中に接種するのは、私にはちょっと厳しいようです。

 

しかも、然程費用がかわらないという事が分かりました。

 

接種するならニュージーランドで受けようと思います。

 

知人にも帯状疱疹を経験した人がいて、ピリピリ、ズキズキ、チクチクの、その話を聞くだけで、本当に辛いのがよく分かりました。

恐ろしくて、ワクチンが無料になる(65歳)まで待っていられません。。。

 

NZ在住の方で接種を検討されている人は、登録しているGPのドクターやナース、または、ファーマシー(薬局)で、相談してみて下さいね。

 

それではまた。