
こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。
突然ですが、みなさんは、海外に住む日本人はどれくらいいるか想像できますか?
毎年、日本の外務省が発表している「最新版・海外在留邦人数調査統計」によると、海外在住の日本人は、129万8,170人(約130万人)となっています。
海外在留邦人とは、3ヶ月以上海外に滞在している「長期滞在者」と、その国での永住権を持つ「永住者」を合わせた日本人の合計です。
情報源はこちら⬇️
上のリンクから、最新版の統計表と、過去のデータがPDFファイルで見られます。
ここ数年(コロナ禍後)、海外在留邦人は、130万人前後で横ばいの傾向ですが、
日本の総人口が減っているのに対し、海外在住者が減らないということは、日本を離れる人のパーセンテージは上がっていると伺えます。
さらに、近年の特徴として、駐在員や留学など「長期在住者」が減少傾向、それに代わって「永住者」の割合が増えているのが、興味深いところです。
興味がある方は、外務省の統計表のページを分析してみて下さい。
海外在留邦人数 国別TOP20(2025年最新)
外務省が2025年12月に発表した最新の調査統計(2025年10月1日現在)に基づき、海外に住む日本人が多い国のトップ20 を紹介します。
| 順位 | 国名 | 在留邦人数 | 傾向 |
| 1 | アメリカ合衆国 | 416,380人 | 不動の1位(永住者が半数以上) |
| 2 | オーストラリア | 105,566人 | 中国を抜き、初の2位へ |
| 3 | 中国 | 92,928人 | 減少が続き、10万人を下回る |
| 4 | カナダ | 75,316人 | 若年層や永住者に根強い人気 |
| 5 | タイ | 72,113人 | アジアで2番目に多い |
| 6 | イギリス | 62,270人 | 欧州最多 |
| 7 | ブラジル | 49,037人 | 日系社会の歴史が深い |
| 8 | ドイツ | 44,648人 | 欧州で2番目の規模 |
| 9 | 韓国 | 44,491人 | 近年、安定的に推移 |
| 10 | フランス | 36,023人 | 文化・芸術・料理関係も多い |
| 11 | シンガポール | 33,397人 | ビジネス拠点が集中 |
| 12 | 台湾 | 21,755人 | 親日的な環境で根強い人気 |
| 13 | ニュージーランド | 21,471人 | 今回2万人を突破 |
| 14 | マレーシア | 19,690人 | 移住先として長年人気 |
| 15 | ベトナム | 16,636人 | 日系企業の進出により増加中 |
| 16 | インドネシア | 15,266人 | ジャカルタを中心に展開 |
| 17 | フィリピン | 13,342人 | 起業家や退職者も多い |
| 18 | スイス | 12,297人 | 国際機関や研究者が集まる |
| 19 | イタリア | 12,067人 | ファッションや文化関係が主流 |
| 20 | オランダ | 11,225人 | 近年、起業家ビザなどで注目 |
(14位以下が見えない場合は、表を下にスクロールすると20位まで表示されます)
ニュージーランドには、なんと 2万人以上の日本人が住んでいます!
台湾、マレーシアには、もっと多くの日本人が住んでいると想像していましたので、ニュージーランドと大差ないことが驚きでした。
フィリピンにも、日本人が多いイメージでしたが、意外にも、そうではありませんでした。
統計によると、ニュージーランドに住む日本人の数は上昇傾向にあり、今回 13位となったわけですが、
ニュージーランドが永住先として好まれる7つの理由をざっくりまとめてみましたので紹介します。

1. 「ワーク・ライフ・バランス」の徹底
NZは世界でも有数に残業が少なく、家族や個人の時間を最優先する文化が根付いています。「仕事のために生きる」のではなく「生きるために働く」という価値観に共感し、日本の過酷な労働環境から離れて、人間らしい生活を求めて移住する層(特に子育て世代)が増えています。
2. 教育環境の魅力
NZの教育制度は、テストの点数よりも「思考力」や「多様性の尊重」を重視します。
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のびのびとした教育: 詰め込み型ではなく、個性を伸ばすスタイル。
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英語圏であること: 将来を見据え、子供を英語環境で育てたい親にとって、アメリカやイギリスよりも治安が良く、心理的ハードルが低い傾向にあります。
3. 多様性を受け入れる社会(マルチカルチャリズム)
NZは「移民の国」であり、人口の約4分の1が国外生まれです。
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政府が公式に多様性を推進しており、人種や国籍による差別に対して非常に厳しい社会的制裁があります。
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日本人が「外国人」としてではなく、一人の「居住者」として自然に社会に溶け込みやすい土壌があります。
4. 医療・福祉制度の充実
永住権を取得すれば、公立病院での医療費が原則無料になるなど、社会保障が手厚いのが特徴です。
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ACC(不慮の事故補償公社): 観光客も含め、国内で事故に遭った際の治療費を国が補償する独自の制度があり、安心して生活できる安心感があります。
5. 豊かな自然環境と「環境先進国」への共感
アウトドアやガーデニングを好む日本人にとって、NZの美しく広大な自然は大きな魅力です。また、政府が環境保護や気候変動対策に積極的であるため、サステナブルな暮らしを志向する人々から「理想の移住先」として選ばれています。
6. 起業やフリーランスへのハードルが低い
日系企業に雇われなくても、自分でビジネスを始める環境が整っています。
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NZは世界銀行の調査等で「世界で最もビジネスが始めやすい国」の上位に常にランクインしています。
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専門スキル(IT、美容、調理、園芸など)を持つ日本人が、個人事業主として現地社会で起業するケースが多く見られます。
7. 治安の良さと政治的安定
世界平和度指数(Global Peace Index)で、常に世界トップクラスに位置しており、2025年版では、TOP3 に入っています。
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銃犯罪、凶悪犯罪が少なく、警察官が通常業務で銃を携帯していないくらい平和です。
- 透明性の高い政治システムが構築されています。
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近隣諸国や移民難民との紛争がなく、「日本に近い安心感」を持ちつつ、海外生活を送れるというバランスが、特に女性や単身の移住者に支持されています。
最後に
いかがでしたか?
アメリカ住む日本人の数は、圧倒的に多いですね。
オーストラリアが中国を抜いて2位に着けました。世界情勢、友好関係など、時代の変化を感じます。
ニュージーランドに住む日本人の特徴は、日系企業の進出が理由ではなく、自らの意志でニュージーランド(NZ)を選び「永住権を取得」した人の割合が、他国に比べ非常に高い(約6〜7割)ことです。
駐在員のように数年で帰国するのではなく、腰を据えて人生を築こうとする人が多いことを示しています。
昨年より、日本の医師免許をニュージーランドにトランスファーできるようになったようです。
日本語ができるお医者さんが増えたら、非常に嬉しいですし、今後も永住希望者が急増の予感です。
日本のお医者様、ニュージーランドに来て下さることを、心よりお待ちしております。
それではまた。