
こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。
今日もニュースを見て、また医療現場のシステムトラブルか、と思ってしまいました。
最近、非常に多いので、だんだん不安になってきました。
今日、2026年1月30日の記事
⬆️のリンクは、今日2026年1月30日の記事
今週の水曜の夕方から木曜の朝にかけて、オークランドとノースランドの病院(国立)で、大規模なコンピューターシステム障害があり、12時間以上、通信が遮断されました。
ドクターは患者の記録にアクセスが出来なくなり、多くの部署で、紙&ペン、ホワイトボードの使用を余儀なくされ、大混乱だったという内容です。
患者に対するケアは継続され問題なかったとしていますが、運営にはかなり影響が出たようです。
2026年1月22日の記事
⬆️のリンクは2026年1月22日の記事。
ニュージーランドは、北島と南島がありますが、南島全域の病院管理システムにトラブルが発生し、12時間以上にわたり患者記録へのアクセスを失ったという内容です。
2026年1月14日の記事
⬆️のリンクは2026年1月14日の記事。
この日も同じ事が起きていて、南島の国立病院でシステム障害が起きました。
影響を受けたシステムは極めて重要で、患者が服用している薬剤(投与量や次回の投与予定日)を追跡するシステムや、X線、MRI、血液検査などの結果に関する重要なシステム、そして患者データを保存するアプリケーションも含まれていたそうです。
予定にあった1件の手術が影響を受けたようですが、バックアップ計画があったおかげで、入院患者のケアは安全に継続されたとの事です。
2026年1月7日の記事
⬆️のリンクは2026年1月7日の記事。
Manage My Health (マネージ マイ ヘルス)というポータルサイトがランサムウェアのサイバー攻撃を受けて、身代金を要求されたという内容です。
Manage My Health には、個人情報、医療記録、検査結果、処方詳細、過去の病歴、ワクチン歴などが含まれています。
もちろん、私も登録しています。個人情報の流出、怖くなります。。。
立て続けに起きた医療システムのトラブルは、何が原因?
ニュージーランドの医療現場で最近相次いでいるITトラブルは、どうやら、単一の原因ではなく、「内部のシステム老朽化・予算削減」と「外部からのサイバー攻撃」という2つの異なる問題が重なっているようです。
インフラの老朽化と「予算・人員削減」の影響
最近の病院でのシステム障害(オークランド、ノースランド、サウスアイランドなど)の多くは、ハッキングではなく「技術的故障」と発表されています。
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人員削減: 2025年に Health New Zealand (Te Whatu Ora) がデータ・デジタル部門の人員を約3分の1削減したことが、保守運用の低下を招いたと労働組合(PSA)などが強く批判しています。
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システムの断片化: 2022年より Health New Zealand (Te Whatu Ora) が全国の医療サービスを管理するようになったが、旧来の地区保健局(DHB)ごとの古いシステムが統合されずに残っており、互換性や安定性に欠けているという指摘があります。
致命的なリスク
IT障害が発生するたびに、最先端の医療を提供すべき現場が「紙とペン、ホワイトボード」での運用を余儀なくされています。
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リスク: 検査結果の確認が遅れる、電子カルテが見られないといった事態は、診断の遅れや医療ミスにつながる「潜在的に致命的なリスク」が潜んでいます。
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専門家の見解: Health NZは、最近の障害の多くは「サードパーティ(外部業者)のトラブル」が原因だとしていますが、専門家は「数十年にわたる投資不足」が根本原因であると見ています。
問題点:まとめ
一言で言えば、「サイバー脅威が高度化する一方で、それを受け止めるべき国内のIT基盤と専門人材が、予算削減によって弱体化していること」が最大の問題のようです。
最後に
システム障害が発生した事で、実際、予定していた手術が受けられなかった人もいましたし、救急対応が必要だった患者さんもいたと思います。
ドクターをはじめとして、ナースやその他のスタッフが、デジタルカルテなどの情報をシェア出来ないことで、医療ミスが起きるリスクが高まると思うと、本当に恐ろしいです。
医療現場のITトラブルは、まだ続きそうな気配です。
政府は具体的な改善策を考え、早めに対応して欲しいと切に願うばかりです。
それではまた。