こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。
あれよあれよという間に、1日あたりの新規感染者数が20,000人を超えるようになりました。
上にグラフがありますが、昨日の新規感染者数 23,183人でした。(過去最多)
今日の発表では、22,535人でした。
ニュージーランド在住で、特にオークランドの方は、自宅隔離中の知り合いが増えて来ているのではないでしょうか。
実際、私の周りにも陽性になって自宅隔離している家族がなん世帯かいます。
私はブースターのおかげか、今のところ大丈夫ですが、職場に鼻水を垂らしている人、くしゃみをする人、咳している人がいるので、私なりに気をつけてはいますが、防御するにも限りがあります。
今となっては、無症状(軽症)の陽性者があちらこちらに居るので、自分が感染するまでは時間の問題だと思います。
いや、私だって無症状なだけで、検査したら陽性ってこともない訳ではありません。
政府が発表する数字の4倍は感染者がいる?!
NZヘラルドの記事に、こんな事が書いてありました。
政府が毎日発表している新規感染者数の4倍は感染しているのではないかという予想です。
過去3週間の合計感染者数(回復した人も含む)が 146,779人なので、これを4倍すると 587,116人となります。
ニュージーランドの人口は 5,100,000人ですので、約10%にあたります。
このシュミレーションが正しければ、国民の10人に1人が感染!?という事になります。
さらに、この記事によれば、感染が集中しているオークランドでは 5人に1人が感染している可能性があるとの事です。
こうなって来ると、ニュージーランドの病院のキャパが足りるのだろうかという不安が募ります。
RATs検査のおかげ
保健省が発表する新規感染者数は、その多くがRATs検査の結果によるものです。
オタゴ大学のマイケル・ベーカー教授によれば、「RATs検査(迅速抗原検査)が出来るようになってこれだけの市中感染が明るみになったが、以前は見逃していただけかも知れない、はじめからRATs検査が使えていたら、現在のように爆発的な増加ではなく、少し穏やかだったかも知れない」と述べています。
RATs検査は精度が落ちる事が問題視されてた時期もありますので仕方ないですが、クリスマスあたりから使えていたら、何か違っていた可能性はありますね。
今でこそテストセンターで無料でもらえますし、保健省のサイトからオーダーしてピックアップできるようになってますが、どの程度管理できているのかは疑問です。
オークランドでは、来週か再来週が感染拡大のピークと、保健省のDrブルームフィールドは昨日の会見で言ってました。
オークランド以外のエリアがピークになるは、3月末か4月初めだそうです。
新規感染者の54%が30歳未満
新規感染者の54%が30歳未満の若者で、50歳以上の感染者は全体の14%にとどまっているようです。
ただ入院治療が必要となるケースをみると、若者の入院率は低く21%、入院患者の60%以上が50歳以上という事です。
数日前のニュースでも、入院治療が必要となる感染者の平均年齢は52歳と言ってました。
アラフィフの私としては複雑な心境。。。
歳を重ねれば、免疫や体力が低下することは科学的に明らかですので、リスクが高くなる現実を受け止めなければなりません。(それにしても50代ってまだ若いですよねぇ)
保健省は、オミクロンは風邪やインフルエンザと変わらない症状なので、多くの人が病院のお世話になることなく、数日間おとなしくしていれば完治できるとアナウンスしていますが、コロナの後遺症を考えると、そんな単純な話ではないような気がします。。。
症状が軽症(Mild)だからって油断せず、感染しないための努力は怠ってはいけないなと思いました。
皆さまもお気をつけてお過ごし下さい。
それではまた。