こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。
只今、日本に一時帰国していますので、日本ってユニークだなと感じた点を、独断と偏見でピックアップしてみようと思います。
海外暮らしが長くなると、日本の素晴らしさに改めて感動したり、単一民族国家の特異な一面を感じたり、長所・短所が垣間見えます。
普遍的なものではなく、時事やその時の価値観によって変化するので、【2024年版】として書き残します。
1、まだマスクをしている
街中のマスク着用率は低くなりましたが、スーパーマーケットなどでは「マスクの着用にご協力下さい」とアナウンスが流れていて、店員さんは全員マスク着用していました。エントランスには、未だ消毒液(サニタイザー)も置いてあり、日本っぽいなと思いました。
ニュージーランドでは、マスクをしている人をもう滅多に見かけなくなったので、店内のマスク人口に少し驚きました。
2、サービスのクオリティが高い
業種にかかわらず、日本のサービスはクオリティーが高いですね。
海外に比べると、マナー、エチケットが優れていて、丁寧な接客をしています。
根底に、おもてなしの精神があるからでしょうか。気分よく、お金を使うことができます。
一方、カスタマー・ハラスメント(カスハラ)という言葉を最近日本で耳にするようになりました。病んだ社会のストレスの吐け口となってしまっているのですね。
そんな輩には、サービスを提供してもらえるだけ、ありがたいと思え!と言ってやりたいです。究極を言えば、どれだけお金があっても、食べ物が買えない国、サービスが受けられない国だってあるんですから。
英語圏にも、The customer is always right(お客様の言うことはいつも正しい)=お客様は神様です、に値する言葉がありますが、日本のように寛容ではなく、間違いなく相手を見て対応を変えています。
3、現金を利用する
以前に比べると、キャッシュレス決済が増えていますが、日本では、まだまだ現金を利用する場面がありますね。
更に、もうすぐ新紙幣の登場です。
なぜ電子マネーの時代に新しい紙幣を出すのか、勉強不足でわからないのですが、どうせなら、濡れてもボロボロにならない材質のお札にリニューアルすれば良いのにと思いました。(ニュージーランド・オーストラリアなどのようにカラフルで破れないお札)
ニュージーランドでは、エフトポス(Eftpos)と呼ばれる銀行残高に直結しているデビットカードが99%と言っても過言ではないくらい普及していますので、かなり前から現金を持ち歩かなくなりました。
もし急にキャッシュが必要になったら、エフトポスを利用して、スーパーのレジでキャッシュ・アウトする事もできるので便利です。
4、プラスチックのゴミが多い
外国人が日本に来て「驚く」出来事の1つに、バナナが袋入りで売られているという記事を読んだ事があります。
日本人からしたら、いたって普通の光景。私も日本人なので、上の写真を見てもあまり違和感がありませんが、ニュージーランドを始め多くの外国ではバナナは袋に入っておらず、そのままむき出しで売られているので、買いたい本数だけを自分で千切ってもOKなんですよ。
話を戻しますが、今回の滞在で気づいたのは、プラスチックゴミが多いという点です。
日本でも、鮮魚、精肉などに使う発泡スチロールのトレーは、スーパーに返却してリサイクルしているものの、卵、お惣菜、豆腐、漬物、味噌、お弁当などで、プラスチック容器が使われています。
それに野菜の横には、当たり前のようにビニール袋が置かれていました。
ニュージーランドのスーパーでは、ベジタブル&フルーツ用のビニール袋は完全撤去され、代わりに紙の袋が置いてあります。中には、その紙袋すら利用せず、ベジ用のマイバッグを持参する人もいます。
卵はもともと紙で出来た入れ物、お惣菜やテイクアウェイの食べ物も紙の容器になりました。
量り売りのサラダなどはまだプラスチックのコンテナで売られている所もありますが、日本に比べると断然少ないです。
日本はゴミの分別をずいぶん前から先行していたので、エコに対する意識レベルが高いのかと思っていましたが、利便性も考慮せざるを得ないため、いまいち徹底できないのかなと感じました。
5、へりくだりと、遠回しの表現が多い
先日、会話の流れから知人を褒める場面があったのですが、それに対し「ありがとう」と返事があることを期待していたら、謙遜、謙遜、謙遜に次ぐ謙遜が続き、褒めた側の私が困惑しました。
日本人独特の奥ゆかしく控えめなところが、日本の美徳であり良さでもありますが、「謙遜」を使い誤っている人がいるように感じました。
内心は自信満々なのに、言葉では過度の謙遜をする人がいたりして、聞いているこちらが混乱します。もっとオープンに、シンプルに表現できれば、会話がより楽しくできるのに勿体無いと、思ってしまいました。
日本語は直接的な言い方を避け、やんわり遠回しに言って、それを察するところがありますが、「察する」にも個人差があるので、真意がどれだけ伝わっているか疑問です。
ストレートな表現の方が分かりやすいんですがね〜。
(こんな私は、英語かぶれ?外国かぶれ?と見られているんでしょうか。。。)
6、円安で、食べ物が安い、買い物も楽しい
ニュージーランド・ドルから、日本円に両替するときは、いつもwise 海外送金を利用していますが、先日、為替レートが、なんと NZ$ 1 が 97円となりました。
円安のおかげて、食べ物は安く感じますし、お買い物も楽しいです。
外国人が好んで行くような名所、例えば、築地の大トロ串焼き1本3600円、ニセコのラーメン3800円など、円安だからといって、外国人価格になっている食べ物はさすがに高額に感じますが、お惣菜屋さんやスーパーのお弁当がとても安く感じました。ニュージーランドの物価が高いので、その影響もあるかと思います。
こちら、なんとNZ$5.00です。
ニュージーランドの方は、こんな和食ランチがNZ$5.00なんて最高!と思うこと間違いなしですね!
こちらは、小田急デパートのにぎりですが、NZ$20.00しないんです。クオリティーは文句なしでした。
実家には高齢の両親がいるので、外食が出来ないため、スシローのお持ち帰りなどもしましたが、とにかく何でもお安く感じてハッピーでした。
7、テレビニュースで、海外の情報が少ない
日本滞在中は、家族と共にテレビニュースやワイドショーを見る時間がありますが、海外の情報が少ないと感じました。
そう感じた矢先に、たまたまこんな記事を見つけました。
上の記事を極短に要約すると、日本人は世界情勢に関心が薄い、という内容ですが、実際のところは、世界情勢に関心が薄いというより、報道の規制が多すぎて、メディアがコントロールされて、オープンにできないニュースがあるってことだと思われます。
内容によっては、アメリカ目線のバイアスがかかっている事もありますしね。。。
ニュージーランドでは日本のようにTVチャンネルの数が多くないので、ニュースは夜に1度見て、それ以外は現地新聞社のネットニュース(動画含む)を読んでいますが、世界で何が起きているのか、多くの情報が含まれています。
たまに、EU諸国やインドで報道されているニュースなどをYouTubeで見ています。視点が変わることで全体像の見え方が変わるので興味深いです。
8、前髪がある女性が多い
日本に帰ってくると、年齢に関係なくフェミニンで可愛らしい女性が多いと感じます。みなさんヘアスタイルがオシャレで、身の回りにも気を使って綺麗にしているな〜、と感心します。
ニュージーランド人(移民含む)は、長髪であれば1つにお団子でまとめるだけで、髪型に変化をつけるというより「ありのまま」で手をかけない人が多いです。また、前髪を作らない事がほとんど。
以前、現地の人から、「アジア人は前髪があるから幼く見える」と言われた事があります。自分の周りでも、日本、韓国、中国の女性は、前髪ある率が高いですね。アジアと言っても、フィリピン、インドなどは前髪を作らない印象です。
普段見慣れている職場の同僚のほとんどに前髪がないので、日本に帰ってくると「あ!みんな前髪あって可愛い。」って思ってしまいます。笑
しかしながら、先日、某テレビ放送局のおばちゃんアナウンサーが、トレンドのバングで、ぱっつん前髪を作ったのを見て、さすがに、あ痛たたたたぁ〜でした💦似合う、似合わないがあるので、自分も気を付けたいと思います。苦笑
8、ストッキングを履いている女性がいる
日本でも「ストッキング離れ」になったという記事を読んだ事がありましたが、実際、今でも多くの女性がストッキングを履いているんですね。
日本で働く女性は大変だ。
欧米諸国では生足がマナー違反だとかビジネスシーンで失礼などという発想がありませんので、履いていない人がほとんどです。
私自身、もう10年以上ストッキングを履いていません。
9、レディ・ファースト(Ladies First)が少ない
海外に住んでいると、私のようなおばちゃんでも、道を譲られたり、順番を譲られたりという事が多々ありますが、日本では、レディ・ファーストしてもらった事があまりないですね。
特に自分と同世代または少し上の世代の男性は、多忙で気持ちにゆとりがないのかな😢それとも、恥ずかしいだけ?
日本には未だに男女間の賃金格差もあるくらいですから、もしかしたら男尊女卑の昭和の雰囲気が残ってる?!。。。
この価値観は欧米風に変わってくると良いですね。
そんな中、10〜30代くらいの若い人からは気遣ってもらえる事があります!でも、これってレディ・ファーストというより、中年老年に優しくという精神ですよね(苦笑)。
それはそれで、若者の志に感心しました。
10、政治家の残念な話が多い
昨年の裏金問題(パーティー券)から始まり、それに対する処分も甘いまま有耶無耶に鎮火。
政治資金規正法も、修正繰り返しても、おかしなルールばかりですね。政策活動費の使い道は金額に関わらず公にできなければ変だし、10年後の領収書公開なんてどんな意味があるのだろう。。。
国民の声が全く届かない政治。。。無念です。
今後も裏金で甘い汁を吸う政治家が絶えなさそうですね。
最後に
長くなってしまいましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。
それではまた。