こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。
現在、ニュージーランド全土、ロックダウン中で、
警戒レベルは、最も厳しいレベル4です。
感染者1人で、ロックダウンを実施したNZ政府の話題は、
日本のニュースなどでも取り上げられたので、
ご存知の方もいるのではないでしょうか。
私が住んでいるオークランドと、
感染者が旅行したコロマンデルという地方は、7日間のロックダウン。
その他の地域は、3日間とされています。
これはあくまでも、
感染経路を追跡したり、感染拡大の程度を把握するために
設けられた時間であって、この期間に情報を収集して、
方針を決めていきます。
おとといニュージーランドで見つかったコロナウイルスは、
現在オーストラリアのシドニー(NSW州)で猛威を振るっている
デルタ株と同じあることが、ゲノム解析により、
昨日、明らかになりました。
デルタ株の脅威的な感染力を考えると、
ロックダウンは長引くのではないかと想像しますが、
こればかりは誰も分かりませんね。
ニュージーランドでは、平日の午後1時に
ジェシンダ アーダーン(首相)と、アシュリー ブルームフィールド(保健省)の
「プレス・カンファレンス」をテレビで見る事ができます。
初めてのロックダウンがあった昨年3月、私はこれを見て感動すら覚えました。
ジェシンダ(首相)は、たくさんの情報を公開してくれて、
しかも移民にも分かりやすいように、比較的ゆっくりな英語で語りかけ、
最後には、「5ミリオンのチームで頑張ろう!」と励まします。
SNSやFBでも度々登場し、好感度❤️急上昇でした!
今回も同様で、
事実の開示をしてくれるので、コロナ禍の危機ではあるものの、
信頼を寄せても大丈夫という安心感があります。
政府機関がどんな考えを元に動いていて、今後どうするのかが
分かりやすいのです。
感染者1人で、ロックダウンを実施したNZ政府の判断に、
他国からは賛否両論あるようですが、
ロックダウンには大きなコスト的負担があるにも関わらず、
NSW州の二の舞にならないよう、思い切った決断をしてくれて
移住者としては、ありがたいと思いました。
ニュージーランドのワクチン接種率
ニュージーランドのワクチン接種率をチェックしてみたところ、(8月17日現在)
ファイザー製のワクチンの
2回目も接種完了しているのは、人口の19.4%で、
1回目の接種をした人は、人口の33.7%でした。
参考までに、日本は、
2回目も接種完了しているのは、人口の38.8%で、
1回目の接種をした人は、人口の50.3%でした。
(情報元:首相官邸 8月18日公表
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/vaccine/)
アメリカは、人口の51%が2回目の接種を完了していて、
イギリスは、61%でした。
これをみると、ニュージーランドはかなり低い接種率である事がわかります。
これまで、市中感染を抑える事ができていたので、
「まだ、いいや」とのんびり構えていたのかも知れませんが、
もう、そういう訳には行かなくなりました。
昨日のプレスカンファレンスでも発表していましたが、
ワクチン接種率が上がるように、政府はスピードを上げて働きかけています。
昨日から40歳以上の人が接種できるようになりましたよね。
まだ Invitationを受け取ってなくても、
オンラインでどんどん予約できるようになっていますので、
まだ迷っている方も、早めに予約だけはしておいた方がよさそうです。
気が変わったら、キャンセルも出来ますし。
9月1日からは、12〜15歳の子どもも接種できるようになります。
医療系だけでなく、スーパーなどのエッセンシャルワーカーも
優先的にワクチン接種ができるように配慮しているところが、
ニュージーランドっぽいと思いましたが、
他国はどうなんでしょうね。。。
最後に
明日のプレスカンファレンスで、警戒が必要な地域とそうでない地域の
アラートレベルについての発表もあるようです。
NZの在住の皆さんは、ロックダウンでどこにも行けませんので、
これを見ることになるでしょう。(明日は3時みたい)
ワクチン接種率が低いことは、速攻ロックダウンの決め手の
理由の1つだったと言えます。
NZでビジネスをお持ちの方や、観光業や飲食業の方は、
窮地に立たされ、かなりの心労と想像します。
ロックダウンが長引かないことを願い、同時に、
前回のようにウイルスをエリミネートできる事を祈っています。
また、日本にお住いの皆さんも、
くれぐれもご自愛くださいますように。
それではまた。