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【NZコロナ】グラフで可視化 これまでのコロナの経緯とピークを過ぎた現在

RNZ News (Radio New Zealand)より引用

こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。

 

オークランドでの、オミクロン感染ピークが過ぎたあたりから、テレビでは、コロナニュースの時間配分が徐々に減ってきました。

 

とは言え、今日の新規感染者数は9,047人、昨日も9,830人と1万人近い感染者数でしたので、ピークが過ぎただけで、収束が近づいた気配は一向にありません。

 

そんな中、RNZ(Radio New Zealand)のウェブサイトに、ニュージーランドの「これまでのコロナのあらすじ」とも言えるグラフ(図)が集結した記事がありました。

 

変異株の移り変わりの時期、ワクチンの回数別の入院率と死亡率など、気になるところがグラフで可視化されていました。

 

色々な角度からデータを見るので、なかなか興味深いです。

 

NZ保健省のサイトにも同様のデータがありますが、グラフがいっぱいのこちらの方が分かりやすいので、下にリンクを貼ります。

 

記事はこちら。

www.rnz.co.nz

 

素人の私には、このグラフを考察して何かを結論づける事は出来ませんが、30個近いグラフが掲載されているので、それを見るだけで、なんとなく傾向は見えてきます。

 

いくつか気になったグラフをピックアップしました。

 

前提条件:ワクチン接種率が高い

前提ですが、ワクチン接種率はこちらの通り。

rnz.co.nzより引用

ニュージーランドではワクチン接種率が非常に高く、対象人口(年齢)の91%が2回のワクチン接種をしました。

 

ブースター接種率も比較的高く、66%となっています。

 

変異株の移り変わり

rnz.co.nzより引用

赤がデルタ、青がオミクロンBA1、黒がオミクロンBA2です。

 

2月の初旬にはデルタからオミクロンBA1に置き換わり、ピークを迎えた頃には、オミクロンBA2が主流になっている事が一目瞭然。

 

毒性の強いデルタに警戒していたので、もっと早くこの詳細を知りたかった。。。

 

このグラフを見ると、12月頭からオミクロンが入っていた事になりますが、私の記憶が正しければもっと後だったような気がします。。。

 

余談ですが、今週、ニュージーランドでも、初めてオミクロンXEが確認されました。

 

オミクロンBA2に感染歴のある人は、オミクロンXEの免疫を持っていてかかりにくいという説があるので、ニュージーランドではあまり流行しないかもしれませんね。

 

ワクチン接種の回数別入院率

下のグラフは、去年の8月から今までの、ワクチンの回数別の入院率です。

rnz.co.nzより引用

オミクロンに関しては、ワクチン接種をしてようがしてまいが感染するのは周知の通りですが、入院治療が必要になるかならないかは別の話です。

 

図の色分けは、以下の通り。

ブースター接種済(Boosted:緑)

2回のワクチン接種済(Fully vaccinated:青)

ワクチン未接種(Unvaccinated:赤)

 

ブースター接種済の人より、ブースターをしていない人の方が、入院治療が必要となるケースが多いようです。

 

ワクチン未接種の人の入院率が意外にも少ないように見えますが、ワクチン未接種の人は対象人口の9%しか居ませんので、それを踏まえた場合、ワクチン未接種の人の入院治療が必要になったケースが多かったのが分かります。

 

ただ、このグラフでは年齢を示すものがありませんので、一概にどういう傾向があるとは言い切れません。

 

新規感染者のワクチン接種の有無

rnz.co.nzより引用

これは新規感染者のワクチンの有無です。

 

ピーク時(3月初旬)に、ワクチン接種済の人の感染数が急上昇していますが、人口のワクチン接種率が高いので、グラフがこうなるのはやむを得ないでしょう。

 

2月にあわててブースター接種した人が多いと想像しますので、ブースターのグラフは比較的穏やかです。

 

ワクチン未接種の人の感染者数が少ないですが、絶対数が少ないのでこれも納得です。

 

差別とも受け取れる厳しい行動規制もありましたが、何らかの国の対策が彼らを感染から守ったという見方もできるのではないしょうか。

 

ワクチン接種の有無別、入院率

コロナで入院治療を受けた患者さんや死亡された方が、ワクチン接種済だったのかどうか気になります。

 

保健省の発表でも、プライバシー保護のため、ワクチン接種の有無を公表しなかった事が度々ありました。

 

このグラフでも、ハッキリ示している訳ではありませんが、ブースター接種済の人の入院率が低い事が分かります。

rnz.co.nzより引用

3月中旬はワクチン未接種の人で入院治療を受ける人が増加していますが、3月下旬は1回のワクチン接種済の人の入院率がグンと増えています。

 

とても几帳面に除菌をする人もいれば、ワクチン頼りで除菌に注意を払わず油断していた人もいたかも知れません。

 

グラフだけじゃ分からない事ばかりですが、なかなか興味深いですね。

 

最後に

学校や大学の新しいタームが始まり若者の感染者数が増えたり、高齢者や基礎疾患がある人の入院率が高かったりは、私がコピペしたグラフからは見えませんが、この他にもグラフはたくさんありました。

 

興味がある方は、RNZ News (Covid-19 data visualisations: NZ in numbers | RNZ News)をチェックしてみて下さい。

 

 

日本では、4回目のワクチン接種が来月から始まるようですね。

 

ニュージーランドでは今のところ話題になっていませんが、毒性の弱い変異種なら4回目のワクチンはしなくても大丈夫かなと思い始めています。

 

早く世界中を自由に行き来できるような世の中に戻ることを願っています。

 

それではまた。