こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。
最近、ニュースで、新しい変異種 XE の名前を聞くようになりました。
WHO(World Health Organization)によると、イギリスやタイで見つかったこの変異種は、従来のオミクロンよりも、感染率が10%強いのだそうです。
今のところ、オミクロンのBA.1 と BA.2がコンバインしたものだという事が明らかになっています。
オミクロンのBA.1 と BA.2の比率
ニュージーランドでの、オミクロンのBA.1 と BA.2の比率がどれくらいかご存知ですか?
ゲノム解析の結果については、毎日発表されませんので、あまり気にしていない人も多のではないでしょうか。
下のグラフによると、3月末には、感染者の90%近くが、オミクロン BA.1 から BA.2 に置き換わっています。
これから、BA.2の感染拡大を懸念している国もある中、ニュージーランドの新規感染のほとんどが BA.2となっています。
NZには、すでにXEの免疫を持っている人がいる!
ここで、わずかながら朗報があります。
初めて見つけたのですが、nzdoctor.co.nz(NZドクター)というウェブサイトがありました。(英語)
この記事によると、
XE のスパイクたんぱく質は、BA.2 と同じ形をしているので、過去に BA.2 の感染歴がある人は、すでに免疫を持っていて、XE には罹りにくい。
と書いてあります。
ニュージーランドで最近(3月)陽性になった人は、オミクロン BA.2 の可能性が高いので、XE の免疫を持っている人口はかなり多いという事になりますね。
ニュージーランドでは、まだ XE は確認されていませんが、免疫があるに越したことはありません。
もともとの親株(母体)がオミクロンなので、症状も、オミクロン BA.2 に類似しているようです。
現段階では、さほど心配する必要はないと専門家たちは言っています。
変異株と変異株が融合して、どんどん新種の株を作り出していますが、その数は17種類に分類されているそう。
その中には、毒性の強いデルタとオミクロンが一体化した株もあるそうです。
ただ、世界を脅かすほどの感染力ではない様子で、こちらも今のところ心配しなくて大丈夫と言っています。
もし、そうであれば、WHOがすぐにギリシャ語の名前が付けて警戒を促すであろうとの事です。
最後に
4月5日から、ワクチンパスを使わなくなり、追跡アプリのQRコードもスキャンする必要がなくなりました。
室内でのイベントも200人までなら出来るようになりました。
少しずつ普通の生活に戻ろうと動き出しています。
嬉しいですが、1日あたりの新規感染者数は、まだ 10,000人前後の日々が続いています。
ニュージーランドは、これから冬。
窓を閉め切って密になるため感染拡大のリスクもありますし、インフルエンザの流行も心配ですね。
ブースター接種のおかげで、私はオミクロン BA.2 に感染していませんが、逆に言うと、XEの免疫もないという事です。XEがニュージーランドに入ってこない事を願うばかり。
それと不安なのは、いつブースターの効力が弱くなってくるのかなという事。
この冬は、十分気をつけて過ごしたいと思います。
それではまた。