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【NZ】パスポートは命の次に大切。キウイアクセスカードにしたら?

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ニュージーランドに滞在中、持っていると便利なKiwi Access Card】(キウイアクセスカード)をご存知でしょうか?

 

海外に行ったら、パスポートは命のつぎに大切と言われています。しかし、どれくらい大切なのかは、実際にトラブルに巻き込まれた経験がある人じゃなければ、想像できる人はあまりいないと思います。

 

万が一、パスポートを盗まれて悪用されたら大変な事になりますし、自分の不注意で紛失した場合でも、パスポートの再発行には時間がかかりますから、日本への帰国予定を変更しなければならなくなるかも知れません。そうなったら、時間だけじゃなく、お金もかかります。

 

いつもパスポートを持ち歩くのって、リスクがあると思いませんか。

 

そんなリスクを回避したい

パスポートを持ち歩かなくてもいい方法を知りたい

 

という方のために、この記事では、キウイアクセスカードとは何か、どんなメリットがあるのかを紹介します。

キウイアクセスカードは、英語での申請になりますので、申請方法についても解説します。

 

※ キウイアクセスカードは、クレジットカードではありません。

 

 

そもそも、なんでパスポート持って歩くの?

 

日本で、年齢制限のあるサービスを受ける時や買い物をする時、自動車運転免許、健康保険証、マイカードなどで身分証明するかと思います。

 

海外に行くと、日本の身分証明は使えませんから、その代わりが「パスポート」です。

 

アジア人全般(特に日本人)は、実年齢より若く見られるため、スーパーマーケット、レストラン、パブ、バーなどで、アルコールなどの年齢制限があるものを購入する時は、身分証明の提示を求められることが多々あります。

 

Kiwi Access Cardキウイアクセスカードって何?

 

キウイアクセスカードは、年齢が18歳以上であることを証明する、写真付き身分証明(ID)カードです。

 

この写真付きID(Identity Document)があれば、ニュージーランド滞在中に、パスポートを持ち歩かなくても、自由に嗜好品の飲食や買い物ができます。

 

観光ビザ、学生ビザ、ワーキングホリデービザ、どのビザを保持している人でも申請できます。

 

取得するまでに、2週間ほどの時間と費用$55がかかるので、数日間の旅行ではなく、ある程度の期間ニュージーランドに滞在をする人が持っていると便利なIDカードです。

 

公式サイトはこちらから

https://kiwiaccess.co.nz

 

どんな時に役立つの?メリットは?

 

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この写真は、現地スーパーマーケットのキャッシャーのところに掲げられているサインです。

 

年齢制限のあるアイテムを購入するの?

25歳以下の人はIDが必要です!

気を悪くしないでね。

 

例えば、ニュージーランドでアルコールの購入をする場合、18歳以上でなければ販売してもらえません。年齢チェックは厳しく行われています。

 

ワーキングホリデーの場合、渡航前に国際運転免許証を取得する人が多いと思います。しかし残念ながら、国際運転免許証を写真付きIDとして年齢の証明には使えないのです。

 

また、学生証にDOB(生年月日)の記載があっても、アルコールの購入はできません。

 

年齢の証明には、パスポート、NZドライバーズライセンス、キウイアクセスカード、HANZ18+(キウイアクセスカードの旧ヴァージョン)のいずれかが必要です。

 

(キウイアクセスカードは以前、18+ エイティーンプラスと呼ばれていました。)

 

長期留学やワーキングホリデーの人にとって、キウイアクセスカードを持つメリットは、常にパスポートを持ち歩かなくても年齢の証明ができる点です。

 

キウイアクセスカードってどんな人が使ってる?

 

キウイアクセスカードは、留学生や旅行者だけのものではなく、多くのニュージーランド人も利用しています。

 

年齢を証明するためのものなので、現地でパスポートやNZドライバーライセンスを取得していない人が、身分を証明するために使われます。

 

例えば、満18歳になったけれど学生証以外に写真付きのIDを持っていない人や、高齢でパスポートもドライバーライセンスも更新せず期限切れになっている人たちです。

年齢によって購入できるものや受けられるサービスなどが様々だからです

 

Kiwi Access Cardの申請に必要なもの

 

申請に必要なもの

  • Kiwi Access Cardの申請用紙
  • パスポート
  • パスポート用の顔写真 2枚(サイズ : 縦5cm×横4cm)
  • NZの住居が証明できる書類
  • 申請料金 NZ$55.00

 

注)

NZの住所の証明は、公共料金(携帯電話、電気など)の請求書や、銀行、教育施設(語学学校)や雇用主(職場)からのレターで証明できます。住所と名前が記載されていることが必須です。

 

申請用紙は、ここからダウンロードできます。

https://kiwiaccess.co.nz

 

用紙を記入したら、NZ Post(郵便局) または AA Centre に申請料金と共に提出します。2週間ほどで、郵便でキウイアクセスカードが届きます。

 

 

写真付きの身分証明(ID)は大切です

 

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私が勤務していた語学学校の学生さんの体験談ですが、クラスメイト7人(全員25歳以上)でパブに入ろうとしたところ、1名だけ写真付きIDを持参してなくて、全員が中に入ることができませんでした。そもそも彼は飲酒をしないので、飲酒をしない旨をスタッフに主張しましたが、それでも入店を断られました。

自分のせいでみんなが入店できないとなると、ちょっと凹みますよね。

 

また、スーパーでワインを1本購入しようと、友達3人でキャッシャーに並んでいたところ、3名全員の写真付きIDを求められ、1名しかパスポートを持ってなかったため購入できなかったという事がありました。

しかも、クラスメイトのプレゼント用に購入したかっただけなのに残念でした。

 

日本人の20歳代の学生さんは、現地の人から見たら、中学生ぐらいに見えてしまうかも知れませんね。

 

こんな時、写真付きのIDがあると便利です。

 

最後に

 

いかがでしたか?

ニュージーランドでの年齢チェック、想像していたより厳しいのではないでしょうか。

 

日本人は実年齢より若くみられることが多いので、写真付きIDの提示を求められるケースも多いでしょう。

 

私自身の経験ですが、ギリホリ30歳でニュージーランドに来てから、38歳ぐらいまで、アルコール購入の際はずーっとIDの提示を求められていました。

 

長期留学やワーキングホリデーを計画している人は、検討してみるといいと思います。

 

これから楽しいパーティーって時に、出鼻をくじかれないように、年齢の証明ができるKiwi Access Cardキウイアクセスカードがあると便利です。

 

日本の自動車運転免許証をNZドライバーライセンスに書き換えする方は、NZドライバーライセンスがあれば、身分証明(年齢証明)できます。

運転免許の書き換え(切り替え)には、日本の運転免許証保持2年以上などの条件がありますので、確認してみて下さい。

 

それでは、また。