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【徹底解説】初めてのホームステイで、よくある悩みと困った時の対処法

 

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留学するなら、やっぱりホームステイしたい

英語が早く上達するらしいし

ゴージャスなプール付きのお家でホームステイできたら最高〜

 

とはいえ、

経験者の口コミを読むと、当たりハズレあるみたい、正直、不安。。。

 

この記事では、そんな不安を解消するために、ホームステイでよくある悩みと困った時の対処法をまとめました。

 

悩みがあるって事は、快適に過ごせていない証拠。放置しておくとトラブルにエスカレートしてしまうかも知れません。

悩みを解消して、ホストファミリーと楽しい充実した時間を過ごしましょう。

 

ニュージーランドの語学学校スタッフだったブログ運営者が、ハウスルールや習慣なども含め、トラブル回避のコツを紹介しますので、ぜひ参考にして下さい。

 

ニュージーランドでは、18歳より上か下かで、多少ホームステイのルールが異なりますので、この記事では、18歳以上の大人のホームステイについて紹介します。

 

 

 

人気の滞在方法:ホームステイ

ホームステイは人気の滞在方法の1つです。

 

滞在方法には、ホームステイ以外に、シェアハウス、フラット(アパートの間借り)、学校の寮などがありますが、

 

初めての留学、初めてのワーホリであれば、断然ホームステイがおすすめです。

 

人気の理由は2つ。

日常会話が身に付くのが早い

朝起きてから就寝するまで、リアルな英語漬けの生活が体験きます。

ホストファミリーとリビングで会話する時間はスピーキングとリスニングの練習になりますし、ファミリーがよく使うフレーズなどを覚えて、学校で使ってみるのも良い練習になります。

 

海外生活に慣れやすい

新しい土地で、電車やバスの乗り方ひとつ分からない環境になりますが、ホストファミリーがいれば、分からない事はすぐ聞けますし、困ったことは相談できます。

慣れるまで、生活の助けをしてくれる人が身近にいるのは心強く安心につながります。

 

そもそもホストファミリーって何してくれるの?

大人向けのホームステイでは、意外にシンプルです。

 

お部屋の提供(ベッド、机など)

食事の提供 平日2食(朝晩)、休日3食(朝昼晩)

安全に生活するためのアドバイス

 

別に、ホストファミリーがする必要のないこと

学校の送り迎え

観光地へ連れて行く

週末にショッピングモールに連れて行く

宿題を手伝う

空港送迎

 

過去にこんな体験された方は、ホストファミリーが好意でしてくれたことなので、とてもラッキーです。

 

友達のホームステイでは、こんな事をしてもらっていたので、自分もしてもらえると期待しない方が無難です。

 

よくある勘違い

がっかりさせてしまうかも知れませんが、冒頭に書いた「ゴージャスなプール付きのお家」は存在しますが、そのご家庭で留学生を受け入れている事はほぼないでしょう。

 

テレビや映画の影響でしょうか、ゴージャスなお家のホームステイをイメージする方も多いようですが、勘違いです。

 

現実は、一般家庭です。食べている物も、いたって普通です。

 

過度の期待は、ホームステイに対する不満の根源になります

 

過去に、

家賃を払っているのだから、お客さん扱いしてくれるだろうという勝手な期待(思い込み)をしている学生さんがいました。

 

ホストファミリーと留学生の関係は、ホテルとゲストの関係とは異なります

 

ファミリーと良い関係を築くには、自分も家族の一員だと自覚して過ごすことです。

 

自分の事は自分でするというスタンスを忘れずに、さらには自分から率先してお手伝いしたり、積極的にこちらから働きかけることが大切です。

 

自分がホームステイで受ける恩恵は、生きた英語に触れること、異文化を体験できることです。ものにするのも、無駄にするのも、自分のアクション次第です。

 

基本中の基本ですが、常識のある行動を忘れないで

 

挨拶をする、お部屋をきれいに使う、ベッドメイキングする、自分の食器を片付ける、節電する、節水するなど、常識をもって行動しましょう。

 

ほとんどのホームステイで、リビング、シャワールーム、トイレはホストファミリーと共有です。日本の家族と一緒に住んでいる時と同じように、散らかしたら片付ける、汚したら掃除する、当たり前のことは普通にしましょう。

 

 

ホームステイでよくある悩みと困った時の対処法

それでは早速、具体例を挙げて対処法について考えてみましょう。 

 

ホストファミリーがしゃべってくれない

家での会話が少なくて、英語の練習になってない。

 

対処法:自分から積極的にコミュニケーションする

 

英語環境となるとつい消極的になり、相手から話しかけられるのを待ってしまうこともあります。

 

夕食時は会話をするチャンス。

ホストファミリーも「学校どうだった?」「今日は何を勉強したの?」など、会話のきっかけを作ってくれます。それに対して、一言返事で終わらせていませんか。

スマホばかりチェックしてたら、話しかけられたくないのね、と思われてしまうので、食事中のスマホは控えましょう。

 

夕食前にいくつかトピックを考えておいて、話題を振ってみるといいですよ。

例えば、

OOとXXは何が違うの?

マザーとファーザーはどこで知り合ったの?

日本ではテニスをしてたんだけど、近所にクラブあるかな?

など

 

すらすら話す必要は全くありませんので、コミュニケーションしたいという姿勢を見せることが大切です。

 

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ホストファミリーから嫌われてる気がする

私がいると緊迫感がある気がする。。。

 

対処法:自分は挨拶やお礼が言えているか自問自答する

 

Good morning、Thank you、Yes please など

 

慣れない環境で緊張していると、簡単な言葉ですら、とっさに出てこない時があります。ナーバスで、顔がこわばっているかも知れません。

 

挨拶もしない無愛想な留学生では、ファミリー側も戸惑ってしまいます。

ファミリーは、あなたが本当は明るい性格だとか、もっと話したいと思っているってことは全く知らない訳ですから。

 

笑顔で話しかけましょう。

上手に話すことが出来なくても、単語を並べるだけでも、熱意が伝われば打ち解けてくるはずです。

 

 

 

ホストマザーがいろいろ聞いてくる

いろいろ聞かれて、面倒くさい。。。

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対処法:面倒と思わず、英語の練習しよう

 

ニュージーランドのホームステイでは、たとえ留学生が大人であっても、

帰りは何時になるの?

誰と会うの?

どこに行くの?

と聞いて来る事が多々あります。

 

理由は1つ、

日本では立派な常識人であっても、こちらの生活に慣れていないため、トラブルに巻き込まれないよう心配しているからです。

 

私が語学学校で働いていた頃、夕方になると、数名のホストマザーから電話があり、学生がまだ帰宅しないけど、何か知っているかとよく聞かれました。

ホストマザーからすると、3時に学校が終わっているのに、連絡なしに6時になっても帰宅しないのは、バスを乗り間違えたのではないか、何かトラブルがあったんじゃないかと心配するワケです。

 

子供じゃないので、6時で心配しなくていいよ、と思うかも知れませんが、ホームステイは、留学生が安全に暮らすためのサポートをする親みたいな存在なので心配して当然です。

 

友達とディナーに出かけるので帰りは8時ごろになるよ、

というような、短いメッセージでいいので、いつもと違う行動する時は、最低限のマナーだと思って必ず伝えましょう。

 

連絡なしに帰りが遅い場合、警察や日本領事館に連絡が入る場合もあります。

大げさではなく、本当の話です。

そして捜索にかかった費用は本人もちです。気をつけましょうね。

 

 

ホームステイの子ども達が勝手に部屋に入って来る

子ども達がちょろちょろ勝手に部屋に入ってきて、勉強ができない。

遊んであげたいけど、宿題もあるし、プライベートな時間が必要。

 

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対処法:ホストマザーに相談して、マザーから言ってもらう

 

あなた自身に興味があったり、あなたが日本から持って来た見慣れないものに興味があって、お部屋に来ることもあるでしょう。

 

遊べる時間、プライベートな時間を区別できるように、ドアの開閉などサインを決めて、ホストマザーから子供達に説明してもらいましょう

 

 

食事が質素

ディナーが、チキンと冷凍グリーンピースだけだったり、テイクアウェイのフィッシュ&チップスだったりする。

 

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対処法:その国の食生活を知る

 

ニュージーランドでは、ワンプレートの食事がほとんどです。

 

お肉(チキン、ビーフ、ラム)をグリルかローストしたもの

スチームした野菜

パン、ポテト、ご飯、パスタなどの炭水化物

 

日本人からするとおかずの種類が少ないので、質素に感じるかも知れません。

 

ニュージーランドでは、フィッシュ&チップス、ミートパイ、ピザなどが夕飯で出てくる場合もあります。

 

量に関しては、日本より多めと思いますが、ホストファミリーが老夫婦の場合は少なめかも知れません。

もっと食べたい、または、多すぎるという場合は、直接ホストマザーに相談しましょう。

 

自分に提供された食べ物と、ホストファミリーが食べているものが明らかに異なるようであれば問題です。学校や留学エージェント、ホームステイを手配してくれた会社に相談しましょう。

 

ハウスルールが厳しい

ロングヘアーだし、シャワーの時間が5〜10分はキツイ

 

対処法:理由を知って、ハウスルールは守る

 

シャワーの時間に関しては、ニュージーランドだけでなく、アメリカ、カナダ、オーストラリアでも、同じルールがあるのでよく話題にあがります。

 

まずこのルールですが、バスルームを使用する全時間のことではなく、シャワーでお湯を流している時間の目安です。

 

多くの一軒家では、タンク(シリンダー)にためられた水を電気で沸かして温水にしています。タンクが空になると、温水になるまでに1〜2時間ほどかかるため、シャワーを長時間流しっ放しにしてると、次の人が浴びるときにお水しか出てこなくなるからです。

 

身体を洗ったり、シャンプーしている間はお湯を止めて、洗い流すときにお湯を出すよう工夫すれば、案外簡単です。

オーストラリアの水不足はよく耳にしますが、最近はニュージーランドでも水不足傾向で、多少の制限があります。

節水、節電には協力しましょう。

 

シャワー以外にも、ハウスルールは色々あります。

自分のお部屋で飲食しないで欲しいというファミリーもいます。

バナナの皮などの生ゴミや、ヨーグルトのカップなどカビが生えそうなゴミを部屋に放置して欲しくないなど、理由を聞けば納得ですね。

 

私物が使われている気がする

バスルームに置いておいたシャンプーやボディソープが勝手に使われている

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対処法:共有スペースに私物を置かない

 

気のせいかも知れませんし、使われているかも知れません。

プラスチックのカゴなどにお風呂グッズをまとめて、シャワーの時に持ち運ぶようにしたらどうでしょう。

 

学校、バックパッカーズ、公共の場、あらゆる場所で意識して欲しいポイントですが、海外では置き引きがよくあります。置いてある物を取られたり使われたり。自分の持ち物は自分でしっかり管理するようにしましょう。

 

ハグに抵抗がある

ホストファーザーが挨拶でハグしてくるのがちょっと微妙。。。

 

対処法:無理してハグしない

 

早い段階で、日本人はハグの習慣がないので遠慮したい、と伝えましょう。

 

女性同士でもハグは普通にしますが、慣れていなくて、しかもそれが異性だと戸惑う日本人女性もいると思います。

不快と感じるなら、無理してハグする必要は全くなしですよ。

 

門限があって、うるさい

ガミガミ言われて不愉快

 

対処法:自由に暮らしたいなら、フラットで暮らす

 

日本は治安がいいので、帰宅が夜10時になっても、家族からガミガミ言われることがないかも知れませんが、海外の知らない土地での夜10時は間違いなく遅い時間。

 

日本で普通にしていることが、海外では普通でないことがたくさんあります。

深夜になればなるほど、危険が潜んでいます

 

そもそも、自分は何故ホームステイを選んだのか、思い出してみましょう。

英語の上達のためですよね。留学という限られた時間で、

自由に生きたいという方にはホームステイは向かないので、フラット暮らしがおすすめです。

ワーホリさんの場合は、語学学校卒業のタイミングで、フラットに入る方が多いです。

 

合わせて知っておきたいトラブル回避のコツ

 

意思表示をハッキリする

 

日本では察してもらえる曖昧な反応は、海外では通じません。

英語では、YES or NOになりますので、ハッキリ自分の意思を答えましょう。

 

ここで、NOと答えたら申し訳ないとか、遠回しにNOという方法がないかとか、日本人としてはつい考えがちですが、ちゃんと意思が伝わることの方がもっと大切です。

 

理解しているフリをしない(自分なりの解釈)

 

何度も聞き返していたら申し訳ないとか、分からないけど自分なりの解釈をして、OK、OKと返事するのはやめましょう。

 

とても重要なことを伝えてくれているかも知れません。

理解できていない内容は、理解できるまで質問する勇気を持ちましょう。

 

過去に、こんな苦い経験をした学生さんがいました。

ホストマザーから、今日は帰りが遅くなるから、家の鍵は、グリーンの植木鉢の下に隠しておくねと言われましたが、理解してないまま、OKと答えた学生さん、家に入れなかったことは言うまでもありません。

 

なんども質問したり、聞き返したりする事は悪いことでも申し訳ないことでもありません。ホストファミリーもそれを面倒と思うくらいなら、留学生を受け入れしていないでしょう。

 

ストレスを溜めずに相談する

ホームステイは、他人と一緒に暮らすことになるので、窮屈に感じることもありますし、多少の我慢は避けられません。

 

しかし、気になってもやもやして、勉強に手が付かないのでは本末転倒です。

 

家の中で改善できそうな事は、できるだけ早くホストファミリーに相談しましょう。相談すれば、案外簡単に悩みを解決出来るかも知れません。

 

トラブルになってしまって自分では解決出来そうになければ、学校スタッフや留学エージェントに相談した方がいいです。

 

何も言わずに我慢して、帰国してから苦情しても、過ぎた時間は戻ってきません。

 

最後に

 

いかがでしたか?

 

悩みやトラブルの多くは、コミュニケーション不足から来ています。

 

初めての海外生活で、ファミリーとうまくやっていくコツは、

 

はっきり意思表示をする

理解できるまで質問する(自分なりの解釈をしない)

 

です。

 

コミュニケーションがしっかりできれば、ほとんどの悩みを解消できますし、トラブル回避もできます。

 

相談したり、助けを求めたりするのも、コミュニケーションの一部です。

 

初めての海外生活で、うまく話せないのは当たり前。背伸びをする必要はないので、自分でできる努力をして、留学という限られた時間でのホームステイ生活を、楽しく快適で有意義にできるように行動しましょう。