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断捨離もミニマリズムも、もう古い?!アフリカ出身のプレッパーな夫

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こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。

 

アフターコロナには、プレッパーの時代が来る?!という話を

読んだり聞いたりしたことがありますか。

 

プレッパー(Prepper)とは、

プリペア(Prepare=準備する)に由来して、

「備える人」という意味です。

 

自然災害や経済恐慌に備え、

アメリカでは随分前から自宅の地下を核シェルターに改造して、

食料や日用品を備蓄したり、

生き延びる為に必要な物資や武器を集める人がいます。

 

私が読んだ記事は、

シェルターと武器は、私たちには非現実的ですが、

コロナ禍をきっかけに、新しい価値観に変わり、

政府や自治体をあてにしなくても、

しばらくは生き抜く準備をする人たちが、

日本にも増えるかも知れないという記事でした。

 

この10年間、断捨離やミニマリズムで、

「物を減らす」思考がトレンドだった日本ですが、

食料だけでなく、衣料品や日用品を溜め込む、

逆行とも言えるこの斬新な価値観に順応できるのでしょうか。

 

今回は、プレッパー的な素質を持つ、

アフリカ出身の私の旦那さんについて考察したいと思います。

 

 

 

プレッパーな旦那さん

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整理整頓されたガレージ


 

旦那さんの物に対する意識は、ミニマリズムから程遠く、

「まだ使える」「もったいない」「いつか使える時が来る」と常に考え、

基本的に、何でも取っておきたいタイプです。

 

ガレージには、金物屋さんやホームセンターに売っているような

工具や小物がいっぱい保管されています。

フック、ボルト、タイラップ、ドアノブ、蛇口、銅線、ロープ、木ぎれ、

キャンバス生地、キャスター、釣り糸、発泡スチロール、レンガ、棒、網etc

 

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ガレージ

 

ハードウェアショップで売れなくなった不良品や、

解体現場で不要なものなどをもらってくるらしいのですが、

この統一性のないガラクタ達、一体いつ何に使うんでしょうか。。。

 

旦那さんに聞いてみると、

いざという時に使えるものばかりで、大切な物資という主張です。笑

 

 

いざという時がやってきた! 

先日、バルコニーで使っているキャンバス生地のパラソルが、

長年の日差しで強度がなくなり、20cmほど破けてしまいました。

 

「いざという時」がやってきた!ダーリンの出番です。

 

破けた箇所を補強するために、ガレージに保管していたキャンバス生地を使って、

釣り糸で頑丈に縫い付けました。

なかなか、やるじゃん!

 

つぎはぎで、貧乏くさくないかな、と心配しましたが、

それが全然目立たなくて、言われないと気づかないレベルです。

 

パラソルの買い替えだったら1300ドルの見積もりでしたので、

ダーリンのガラクタ達を断捨離してなかったおかげで

出費が抑えられました

 

僕はいざという時のために備えるプレッパーだ!

と、ドヤ顔で申しております。笑

 

しかも、ダーリンのプチ金物屋さん的ガレージは、

とても整理整頓されていて、何がどこの棚にあるか全て把握しています。

これなら、いつ使えるかわからないガラクタコレクションでも

文句のつけようがないなと思いました。

 

もし、ガラクタが、ところ狭しと床やテーブルに散らかっていたら

断捨離思想で指摘の「負のモード」になるかも知れませんね。。。

 

物は捨てませんが、変な執着がない

 断捨離やミニマリズムは、物に対する執着からの解放(離れる)の思想があります。

それは、物が溢れた空間にいると、

無意識に物に気が取られて、気力や時間が奪われるからだそうです。

 

ダーリンには、その類の執着は、全くなさそうです。

 

我が家のリビングルームの空間が、比較的、片付いているからかも知れません。

こまごまとした物はありますが、

戸棚や引き出しに収納して見えなくなっているので、

お友達が遊びに来ると、物が少ないね!って言われます。

(隠してるだけなんですが。。。)

大人2人だから、できる技ですね。

お子さんがいる家庭では、そうはいかないと想像します。

 

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ブックケース

 

でも、ブックケースはぎゅうぎゅうで、

本が縦になったり横になったりしています。

 

本が溢れているからと言って、それらの本があることによって、

早く読まなくちゃとか、

気になってるけど、時間がないんだよなとか、

プレッシャーや焦りを感じることはないようです。

物が溢れた空間から受ける、マイナスな影響や

やる気を失うって事もないそうです。

 

衣服もそうですが、流行りじゃないとか、モデルが古いからとか、

5年前に買った服だからとかを理由に、タンスの肥やしになる事は皆無です。

ダーリンにとっては、サイズが合うのか、合わないのか、

が重要ポイント。

 

身長が190cm以上あり、手足が長くて、何でも着こなしちゃうんで、

そこが羨ましいところですが。

 

 

 

★ひらめきを活かして、代用品として使う!

ガレージで眠っている物たちは、

ゴミ同然のガラクタに見えるかも知れませんが、ダーリンいわく、

「息を吹きかけられて活躍するのを待っている物たち」

なんだそうです。

 

単純な発想の転換が、「物の可能性を引き出す」と、

これまたドヤ顔で申しております。笑

 

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バースツール


我が家では、古くなったバースツール(カウンター用の高イス)の

イスとスタンド(脚)を取り外して、座椅子として使っています。

海外暮らしですが、私は床に座るのが好きなので重宝しています。

赤が映えてオシャレでモダンな座椅子に変身です。

 

解体したテーブルの脚だって、時にはストッパーになり、

時にはマッサージ器具になり、時には武器になると。。。

いろいろアイディアを言ってますが、キリがないのでこの辺で。笑

 

時間と小銭の節約

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1個だけ欲しいネジ

例えば、ネジ、ピン、フック、タイラップ、ワッシャーなどが1個だけ必要な時に、

1個だけでは買えず、20個入りのパックで買ったりしますよね。

 

たった1個、欲しいだけなのに〜。。。

 

これらの小物は買っても大した額ではないのですが、

それでも、買いに行く時間と労力が必要です。

しかも、余った残りをどうするか。

 

どうせ余るなら、最初から余分なものを

コレクションしてても同じでしょって考え方です。

そう言われれば、その通りですね。

 

まとめ

アフリカ人のダーリンから学んだ、

誰でも簡単プレッパー思想は、まとめるとこんな感じです。

 

  • 整理整頓されていれば、負のモードにはならない
  • 備えあれば憂いなし
  • 物への執着は、自分の心の持ち方次第、問題の本質を見る
  • 物を大切にして、物の可能性を引き出してあげる
  • 物を大切にしていれば、小銭持ちになれる?!

 

プレッパーとは言え、整理整頓は基本って事ですね。

物が多くたって、きちんと整理されてれば、断捨離しなくても、

変な執着に心が振り乱されないで済みそうです。

物は大切にしましょう。

 

勉強になりました。笑

 

でも、考えすぎ傾向のある日本人ですから、人間関係の整理整頓をして

心のお掃除が必要になる時もありますよね。

断捨離の思想も忘れないように、暮らしたいと思います。

 

こちらの記事で、考えすぎな日本人について書いています。

宜しければどうぞ。

 

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我が家のガレージには、ボートとか、カヤックとか、

そういう素敵なものはないのですが、

ダーリンのひらめきを待っている物たちが

楽しげに、今か今かと出番を待っています。笑

 

それではまた。