こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。
この2ヶ月間、オークランドでは、シューティング(発砲事件)が相次いでいます。
上の地図にある水色の点は、先月と今月にあったシューティングの場所です。
オレンジの点は、2022年初旬の頃に起きたシューティングの場所です。
どう見ても、この2ヶ月間で急増している事が明らかです。
オークランド南部と西部に多いことも、分布図から読み取れます。
先週末も、シューティング(発砲事件)がオークランドの4カ所でありました。
Mangere、Massey、Fonova、Otaraです。
オークランドの南部・西部に限らず、多くの住民が不安を抱き始めているのではないでしょうか。
治安が良いことで有名なニュージーランドのはずですが、これだけ増えると、
一体どうなってるの?
その銃器はどこからきたの?
と思ってしまいます。
ニュージーランドの内閣府や警察のウェブサイトを見るとわかるのですが、ここ数年、銃器(拳銃やピストルなど)を有料で回収する試みを行なっています。
一番最近のは2021年ですが度々実施しているのが分かります。
https://www.beehive.govt.nz/release/next-steps-firearms-buy-back
そんな試みとは裏腹に、余計に出回ってるんじゃないか?という印象を受けます。
501 Deportee とギャングが関わっている?!
テレビニュースで、最近よく、501 Deportee という言葉を耳にするようになりました。
長い話を短くすると、501 Deporteeとは、オーストラリアで罪を犯したニュージーランド国籍の人が、ニュージーランドに強制送還されて来ることを指しています。
今始まったわけでなく、2015年から続々と戻って来ています。
中には、国籍がニュージーランドというだけで、幼少期からオーストラリアで過ごし、家族や親戚もオーストラリアにいて、ニュージーランドには身寄りがないお気の毒な人もいます。
今後アップデートが必要なルールだと思いますが、ニュージーランドにとって、大きな問題はギャングとの繋がりだと言えます。
私は全然詳しくなかったのですが、ニュージーランドにもいるんですよ、ギャングが。。。
そして、オーストラリアから強制送還された人たちの中には、オーストラリアのギャングとコネクションを継続していて、そのツテで銃器が流れてきてるというのです!
警察や政府には、早く何らかの手を打ってもらい、銃社会にならないよう阻止してほしい。
そんな中、けしからんニュースを見つけました。
旧警察署ビル(オークランド・セントラル・ポリス・ステーション)から、書類が盗み出され、その中には、銃器所持ライセンスの書類が含まれていたそう。
銃器といっても、ファームで仕事で使ったり、ダックハンティングなど趣味で所有したり、コレクターがいたり、いろいろだと思いますが、その人たちの住所や連絡先が分かる書類が盗まれたのは不味いですよね。
それらの書類は、今頃高値で売り飛ばされているいるかも知れません。
情報を手に入れた悪党は、その住所に襲撃して、さらに武器を盗むかも知れません。想像するだけで怖い。。。
こんな有りえないニュースが何故もっともっと問題視されないのか不思議です。。。
5月22日と6月6日にあったBurglar(強盗・住居侵入)は、書類紛失に関連した事件だったようです。。。
最後に
一番上の分布図は6月11日の情報ですが、下のリンク(Stuff.co.nz)で、時折アップデートされています。気になる方はチェックしてみて下さい。
今のところ、アメリカのマス・シューティングや無差別テロとは規模が異なりますが、流れ弾にあたる可能性はゼロではありません。
どうか一時的なことで終わってほしいと切に願います。
それではまた。