こんにちは、NZオークランド在住のManaです。
何年もの間、ニュージーランドは治安が良いことで定評がありましたが、ここ数年は状況が変わって来ています。
下のリンク(pdf)は、オークランドにある日本国総領事館から定期的にメールで送られてくる「安全対策情報」です。
https://www.auckland.nz.emb-japan.go.jp/files/100567398.pdf
月刊ニュージーランドのWebサイトからも読めます。(下リンク)
この日本領事館からの情報にある通り、特にオークランドでは、ギャング同志の抗争や、薬物絡み、詐欺などの犯罪が増えています。
501 Deportation と呼ばれる、オーストラリアで罪を犯したニュージーランド人が国外追放になり、ニュージーランドに送還されていますが、それらの人たちは、オーストラリアのギャングと繋がりがあるため、闇で銃や薬物などが売買され、どんどん流入しているのが原因のようです。
先月、ニュージーランドでは総選挙があり、政権が労働党から国民党へと変わりました。
国民党の政策公約の1つに、犯罪対策の強化があります。
公共の場でのギャングのワッペンや記章の禁止、公共の場でのギャングの集会・交流を禁止、などなどです。
月刊NZのサイトに国民党の政策の要約がありました。(日本語)
詳しくは、National のサイトで。(英語)
前置き長くてすいません。
ここからが本題です。
先週末の話ですが、この公約を嘲笑うかのように、ギャングによる集団走行をDominion Roadで見かけました。
黒塗りのイカつい感じに改造している乗用車30台と、腹の底に響く爆音のオートバイが20台くらい、ノロノロと走行していました。
ライダーだけでなく、黒塗りに乗車しているメンバーも、ワッペンの付いた黒の革ジャンを着ていました。
(ワッペン。有名なのでNZ在住の方はご存知なはず。)
ニュースではギャングの姿を何度も目にした事がありますが、至近距離の生ギャングは初めてでした。みんな身体が大きく、顔面に入ったタトゥーも威圧感があって正直怖かったです。
対向車線で渋滞にハマっていた私は脇道に外れることも出来ませんでしたし。
目が合ったら撃たれるのじゃないかと不安になり、見ていない振りをしてました。
休日の昼間ですよ。。。
あの後、警察が取り締まったかどうかは不明です。怖いですね。。。
車のトランクが開いたままになっているのは営業中のサイン?!
我が家から400メートルくらいの所に、ちょっと怪しい感じの一軒家がありました。
その家の前を歩いて通ることはありませんが、バルコニーから見えるので、たまに警察が来たり、来客が怒鳴って口喧嘩したりしてるのを遠目に見ていました。
敷地内に比較的広い駐車できるスペースがあり、型落ちのイカつい乗用車が3台ほど、いつも駐車されてました。(日本の昔の暴走族っぽい感じ。)
ただ、おかしな事に、週1くらいのペースで3台ともトランクが開けっ放しになっていたのです。
そういう日に限って、どこから連れて来られたのか大型犬が車付近に繋がれていました。
ある日、元警察官の旦那さんとバルコニーでBBQしていると、その日も、車のトランクが開けっ放しになっていたので、「あの家、変じゃない?」と指差すと、「あれは営業中のサインだ」と教えてくれました。
そうか!
それなら、警察がいたことも、怒鳴り合いも、ガッテンが行く。
もちろん何を売っているのか定かではありませんが、メタンフェタミンなどの違法薬物なのではないかと思われます。
お客の中には、売ってもらえなかった(お金の折り合いがつかない?)腹いせに、ペンキを缶ごとぶち撒けたりして公道を汚す人も居ました。
もし私に小さな子どもが居たら、絶対に歩かせない道です。
話が長くなりましたが、その一軒家はついに捜索が入ったようで、現在は空き家になっています。心の底から、ホッとしました。
我が家の近くには公園があるんですが、公衆トイレがありません。公衆トイレがあると、薬物の中毒者やホームレスが住み着く可能性があるので、今後もトイレを作らないで欲しいなと思っています。
暮らしやすいコミュニティーであって欲しい。犯罪対策の強化を切に望んでいます。
皆さんの周りにも、トランクを開けたままにしているご近所さんは居ませんか?
営業中かもしれないので、ご用心を!
それではまた。