こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。
ハイブランドの新作情報をメールで受け取っている方いますか。
お気付きかも知れませんが、今年はミリタリーを想像させるような迷彩柄やモスグリーンの配色が多くなって来てますよね。
私は、メルマガはあまりチェックせず写真だけ見て「素敵だなとか、渋いなとか、どうせ買わないし」と削除してしまうのですが、何だか最近気になるんです。
もしや、何か大きな力にマインドコントロールされてる?なんて疑いたくなることすらあります。(ただのマーケティングなんでしょうけど)
ある日、職場でアシスタントマネージャー(女性)が迷彩柄のTシャツにカーキ色のカーゴパンツを着ているの見ました。
スリムなカーゴパンツは素敵でしたが、Tシャツにはドン引きでした。
さらに別のスタッフが、アディダスの迷彩柄のバックパック(リュック)を使用しているのを発見。
先月までは黒色のショルダーバッグを使っていたので、新調したに違いない。何故わざわざその柄を選んだんだろう。。。
リテールショップに行くと、今年の新作という訳ではなく定番ものとして、NIKE、Adidas、North Face、Supreme、Pumaなど、多くのブランドからカモフラデザインのアパレルが販売されています。正直、探さなくても目に入ります。
ミリタリーものは、シンプルで機能性が高く、配色もベーシックカラーで取り入れやすいので、ファッションとして流行するのは理解できます。
でも、今じゃないでしょって思うんです。
世界にいさかいが無く、みんなが平和な気持ちでいる時なら良いんですが、敢えて今は避けたいところ。
それを今年の新作にするハイブランドが残念すぎます。
毎日、何百人、何千人の人が戦争で命を落としてるこのご時世に、迷彩柄ファッションをビジネスの対象として、金稼ぎする根性が私は理解できなくて興ざめしたのです。
武器を売ることでGDPを上げている国もありますから、これを言ったらキリがありませんが。。。
結局、全てはビジネス(金儲け)。。。
以前、私の上司にロシア人がいました。(40歳前後かな)
彼は、ニュージーランドの永住権があるにも関わらず、こちらの生活を引き払いロシアに帰りました。
車やバイクはもちろんのこと、その他の家財道具を全てTradeMeというオークションサイトで売りさばき、10月初旬にロシアへ完全帰国でした。
とても視野の広い柔軟性のある良い人でした。
彼がなぜ帰国を決断したのか不明ですし、戦地へ送られたかどうかの真相も全く分かりませんが、もし私が彼の母親なら、召集令状が来ることを恐れ「ニュージーランドに留まっていなさい」と言った事と思います。
帰国は今じゃないでしょ、何故だろう。。。
個人個人みんな信じているものが違いますし、「洗脳」「文化」「愛国心」どういう表現が正しいかどうかは分かりませんが、育ってきた国や環境で、頑なに信じている信念みたいなものが皆あるはず。それが、正解か不正解か分からなくても。
難しい問題です。。。
日本人の私だって、外国人からすれば、全く意味不明な信仰や行動もあるでしょう。その価値観を信じている事が日本人としての誇りですから、変えようもありませんが。
だから他人をとやかく言えませんし、私が他人からどう思われようと問題ではありません。
話を戻しますが、ミリタリーデザインが世に出回る事と、実際に起きている戦争を結び付けずにはいられませんでした。
そして、それをビジネスにして金儲けしている人がいるって思ったら、不穏な気持ちになりました。
現実的?非現実的?分かりませんが、アメリカ、中国、ロシアなどの関係がこじれたら、いつ日本が巻き込まれるか分かりません。台湾有事、北のミサイルだって、不安がいっぱい。
リアルな軍服を着ることのない世界を願っています。
それではまた。