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オークランド図書館で久々に借りた本が面白かった - 叩かれるから今まで黙っておいた世の中の真実 -

 

こんにちは、NZオークランド在住のManaです。

 

年末年始はいつも旦那さんのサーフィンのお供でビーチに出かける事が多いため、暇つぶしにオークランド図書館で本を借りる事にしました。

 

実際ホリデー中は雨ばかりで、2回しかビーチに行けませんでしたが、雨の音を聞きながら、久々にデジタルから離れ、紙の本をゆっくり読書できました。

 

図書館から借りた本は、ひろゆき著書 叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」です。

 

世の中の不条理、はたまた不公平を、社会、仕事、教育、政治、人間関係のそれぞれの側面について、データをもとに考察しています。

 

ネタバレになるといけないので、具体的な内容は触れませんが、タブーな話題や伏せておきたいトピックを忖度なしにズバズバ語っているところが、とても面白かったです。

 

叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実 」ひろゆき著

オンライン予約なら、著者名かバーコードの番号で。

私も著者同様、海外に住んでいるので、日本ってそうだよねって思いながら読みました。

 

本書に書かれているすべての内容が真実とは限りませんが、おおかたその傾向があると同意しますし、7割くらいその通りだと私は思います。

 

私は30歳まで日本で社会人として働いていましたので、それまでは日本の価値観だけが私の常識でした。

 

自分が当たり前に思っていた日本社会に対するいささか不満というか諦めのようなものがない場所もあるんだと、海外へ出て変わりました。

 

それは、先輩が苦労したのだからと苦労を押し付けられることもなく、女性だからと軽視される事もなく、ある意味、平等で自由

(海外の場合、違った意味で沈黙の差別があるかもしれませんが。)

 

沈黙、我慢、上に従う、禁止、校則など、中には無意味だけど根付いているルール、惰性で継続している不思議な圧力だってあります。それって文化?常識?なのかな。。。

 

統制と保守を背景に成長してきた日本ですが、時代とともに日本社会に求められている事柄も変化するので、もっとグローバル化しないとって思います。

 

私は海外に住むことをお勧めするつもりはさらさらなく、行きたい人が行けばいいと思っていますが、世界ではそういう考え方もあるんだとか、他国の価値観や常識なんかを知ると、刺激になって面白いと思います。

 

私の旦那さんは南アフリカ人ですが、アフリカといえば、いつも飢えと隣り合わせのイメージがありませんか?

 

彼が若い頃は、国のGDPも高く成功している国でした。そういう時代もあったのです。

それがあれよあれよという間に逆転し、経済的に底辺で貧しい国となりました。

 

老朽化したインフラが整備されないため、今では、停電、断水は当たり前。

 

当然治安は悪く、その一部始終を動画に撮りSNSで拡散する秩序のない社会となった為、他国へ移住する人が絶えません。

 

どの国に生まれ、どんな家庭で育つかで、環境、待遇、人生が全く別のものになるなんて、不条理ですよね。

 

残酷ですが、それが現実。

良い時代(安定)が一生続くとは限らないのです。

 

話は、本書から逸れてしまいましたが、

 

日本も今まで、技術を尊敬され、国民性やマナーも高く評価され、私自身も日本人であることを誇りに思っています(来ました)が、本書に書かれているような日本の昔の価値観を引きずって、若手の活躍を拒むなら、今後の期待ができないなって不安になります。

 

正しい「真実」を知識として知って、変化していかなければいけないと思います。

 

お正月のテレビ番組で、田原総一朗さんが「嫌ならこの国から出ていけ」と怒鳴った事が話題になりましたが、その部分だけ見ると、それがまさに日本っぽいと思ってしまいました。

 

私は50代なので、老害とか言われれると耳が痛いですが、若手の活躍をもっと応援したいですね。

 

同時に、若手も年配者を、もうちょっと尊敬してね、と言いたいです。(あ、これも老害の一種か。笑)

 

最後に

難しいトピックはなく、とても読みやすい本でした。

 

忙しい日々を送っていると、図書館に行く機会なんか全然ないと思いますが、時間を作ってみてはいかがでしょう。

 

久々でしたが、やっぱり紙の本はいいなって思いました。

 

それではまた。