ニュージーランド生活 

ニュージーランド生活情報、食べる、英語、国際結婚、考え方

【NZ生活】消費者物価指数は7.2%上昇、食料品価格は12%上昇。国からの補助金は支給される?

 

こんにちは、ニュージーランド在住のManaです。

 

ニュージーランド統計局の1月の報告によると、消費者物価指数の上昇率は7.2%でした。

 

2022年6月の統計では7.3%でしたので、数字が下がると緩和されてるかと錯覚しそうですが全くそんな事はありません。

 

www.stats.govt.nzより引用

上の図はニュージーランド統計局のウェブサイトから引用したものですが、グラフを見ると、2008年のリーマンショックの時よりも、物価が上がっていることが分かります。

 

最近、電気機器や自動車などの大きな買い物は控えていますので、あまりピンと来ませんが、食料品に関しては、このままで生きて行ける?老後は大丈夫なのだろうか?と不安感に襲われるほど価格が上昇しています。

 

食品価格上昇率がハンパない

食料品の価格上昇は12%で、1989年以来の上昇率。

 

下のリンクは、www.interest.co.nz の記事です。

www.interest.co.nz

 

この記事によると、2022年2月からの比較で、幅広い食品カテゴリーで価格が上昇しているとのこと。

  • 食料品雑貨(スーパーの食品)12%
  • フルーツ&ベジタブル.             23%
  • レストラン&テイクアウェイ    8.4%
  • 精肉、鶏肉、鮮魚                     9.8%
  • 清涼飲料水(ノンアル)          9.1%

 

食料品雑貨の中では、卵、ポテトチップス、チェダーチーズの価格上昇率が 1番大きく、数字を引き上げる誘因になっているそう。

 

2番目はフルーツ&ベジタブルで、トマトの価格は117%、ポテトは48%上昇しました。

 

価格変動が大きいのは、ブロッコリー、トマト、レタスだそうです。

 

現地スーパー Countdown に価格調査

 

ニュージーランドは晩夏とはいえ、気温は22〜26度程度、湿度も少なく、トマト栽培に最も適した気候です。

 

なのに、トマトの価格は真冬並み。(冬になったら、どうなるんだろ)

 

日本で読んでくださっている方に補足ですが、この価格表示は、トマト1kgで 9.49ドルです。

イメージしずらいんですよね。

小さなトマト1個 1.50ドル(125円くらい)です。

 

ちなみに、この日、ブロッコリーは2個で5ドルの特売でしたが、先週は1個 4.99ドルでした。

 

レタスは、1個 6.99ドルでしたが、何を勘違いしたのか、悪くない価格と思ってしまい写真を撮りそこねました。

 

高い価格に目が慣れ始めてる。。。確か去年の夏は、3.99ドルだった記憶。。。

 

 

これはサーモンの切り身ですが、お安いスペシャル価格で、1kg 49ドルです。(どこがスペシャル?!怒)

 

何年間も、1kg 35ドル前後で来たのに、価格上昇が急加速すぎて、仰天です。

 

今までのようには気軽に手に取れなくなりました。。。

我が家の贅沢食品カテゴリーに入ってしまいました。

 


卵は相変わらず品薄です。

1ダズン(12個)で、10〜13ドルです。

いつも安定していてあまり価格変動のない優秀な食品ですが、今や1個 1ドル

 

卵は、別の問題を抱えているので、価格上昇は避けられないのかなと思います。

 

養鶏場の環境によって、ケージ(柵)に入れられた鶏は動物虐待にあたるということで、2027年には、柵に閉じ込められた鶏が産んだ卵の販売が禁止される事が決まっています。

 

2025年には、スーパーの棚からは消えるでしょう、と言われていて、養鶏のビジネスオーナーが他のビジネスにシフトして行っているという話も聞きます。

 

素人の私としては、今現在はまだ禁止されていませんし、卵の需要が高まっているのですから、どんどん販売してくれればいいのにと思ってしまいますが、そういう訳には行かないのですかね。。。

 

 

牛乳はいつも2リッターボトルを 3.50ドルくらいで買ってましたが、いつの間にか5ドル以上に。。。

 

 

1kgのチーズブロックは、今までセールで10ドルの時に買うようにしてましたが、今ではセールでも13.50ドル。

 

定価16.50ドルですから、「定価なら今日はやめておこう」ってなります。

 

大体いずれかの食品メーカーのチーズがセール価格になっているので、ブランドにこだわりがなければその日に安いものを買えば大丈夫。

 

国から、インフレの補助金は支給されるのか?

昨年は、インフレのサポート(Cost of living payment)として、合計350ドルが3回に分けて支給されました。

 

こんなに食料品価格が上昇しているのに、今年はないのでしょうか。

 

www.1news.co.nz

 

この記事によれば、前回のような、所得によっての一律支給はないようですが、置かれている状況によって、補助金が多くなる人が多数います。

 

年金受給者でカップルの場合は、2週間ごとの受取金額が103ドル多くなります。

独身の年金受給者は、67ドル多くなります。

 

Jobseeker Support、Youth Payment、Young Parent Payment、Solo Parent Support、 Supported Living Payment など、すでに国からベネフィット(補助金)が支給されている人々も、受取額が上がります。

 

ベネフィットの名前を把握しきれていないのですが、ファミリーwith子どもの場合は、週に40.86ドル多くなります。シングル・ペアレントは、週に31.83ドル多くなります。

 

学生ローン・学生アローワンスがある人へのサポート手当も20ドルアップします。

 

最低賃金は4月1日から、1.50ドルアップで、時給22.70ドルとなります。

 

これらの、いずれかに該当される方はラッキーです!

 

最後に

私は、、、上記の何にも引っかからず、残念。。。

 

唯一の恩恵は、ガソリン税減税と公共交通機関が半額です。今年の6月まで継続。

 

贅沢品を買わない事はできますし、自動車の買い換えや電子機器のアップグレードなどは待てますが、食料品に関しては生きてゆくのに必要不可欠。

 

アフリカ出身の元警察官の旦那さんは、「空腹(飢餓)は人間を凶暴にさせる」と申しております。

 

そこまでシリアスではないにしても、オークランドでは犯罪が増えていますから、クリス・ヒプキンス首相には、何とか上手くコントロールして欲しいです。

 

それではまた。