こんにちは。ニュージーランド在住のManaです。
スーパーで、写真のようなポークの大きな塊を見つけました。
Free Farmed Pork Boneless Loin Roast とラベルに書かれ、
部位はポークロイン、どっど〜んと、1.3キログラムです。
しかも、私を連れて帰って〜と言わんばかりの「おつとめ品」価格!
思わずニヤリ、即買いです。
ラベルからすると、ロースト向きのようですが、
ロースト系はいつも旦那さんが作ってくれるので、
別のレシピをググっていたところ、「分子調理学」という文字が
目に飛び込んで来ました。読めば読むほど魅力的。
分子調理学とは、
おいしい料理に関するサイエンス&テクノロジーで、食材の性質の解明、調理中に起こる変化の解明、美味しい料理の要因の解明などを分子レベルで行う科学
引用元:
https://www.jst.go.jp/sis/scienceagora/reports/2016/program/booth/db_454/
サイエンス&テクノロジーで、分子レベルの調理法??
ワクワクしますね〜
好奇心旺盛な私には、とっても興味がそそられます。
さらにググると、焼豚のレシピ を発見!
すでに巻き糸で型作りされていますし、試さない理由がありません。
ポークをひっくり返すと、少し霜降りで、適度に脂身があるのがわかります。
ラーメン屋さんのようなプロの味が作れちゃうのでは?と
期待が膨らみます。
今回参考にしたのは、分子調理学研究家のぽん助さんのレシピです。
かなり適当で笑えました。
分子レベルの科学的なポイントは、
茹でる → 焼く → 冷やして味を入れる の順番です。
よくあるレシピサイトでは、ジューシーさをキープするために
焼く工程が先だったりしますが、しょっぱな手順が異なります。
私も早速やってみました。
上のレシピ動画で説明されているのですが、お水から始めます。
長ネギは雑に手でちぎることで、香りが出ることと、
灰汁を吸着する役目を果たしてくれます。
しかしながら、灰汁が結構出たので適当に取り除きました。
お肉の部分(タンパク質)の熱凝固を緩やかにするために、
弱火で コトコト1時間茹でました。
次は、「焼く」工程です。
まず油を引いて焼き色を付けます。そして、ソースを絡めます。
肉を巻いている糸は、白が綿、赤は伸縮性のあるものだったので、
溶けないか心配でしたが大丈夫でした。
ただ、赤い着色がお肉に移りました。。。
焼き上がり!旨そう〜。
我ながら、上手に出来たと自己満足(^。^)
しかーし、この後、悲劇が。。。。
巨大な肉の塊が、真ん中の亀裂を界に
2つに裂けました〜。。。涙
まぁいっか、もともとデカ過ぎたので、
なんなら、これで丁度いい!Not too bad.
半身になったチャーシューをスライスしてみたら、
なにげに、様になってますよね?
1.3キログラムは巨大過ぎて、調理中重くて大変でしたが、
残りは、ラーメン、チャーハン、お弁当など常備食としてキープです。
5食分にはなりそう〜。
最後に
食材の性質を科学的に研究した分子調理学、
魅力的だと思いませんか。
締めの流れになっていますが、、、
肝心な「食レポ」せずに、終われません。
ハッキリ言いますよ〜
覚悟はいいですか〜
驚くほどの感動は、ありませんでした。沈ーん。
今更なによ〜、って思った方もおられるかも知れないですね。。。
「ふつう」に美味しいですが、
想像していたほどは柔らかくなりませんでした。
あくまでも、私一個人の感想です。
サイエンス&テクノロジーという言葉で、勝手に私の中で、
柔らかくてジューシーな、プロの焼豚ができる!
と、期待値が高くなり過ぎてしまったのだと思います。
料理研究家の方たちも、いろいろ手法を変えて試しているようなので、
間違いなく、焼豚作りは奥が深いという事を学びました。
分子調理学のコンセプトが興味深いので、他のレシピも挑戦したいと思います。
それではまた。